4位:ガンバ大阪

【写真:Getty Images】
本拠地:パナソニックスタジアム吹田
収納可能人数:3万9,694人
2024シーズン1試合平均:2万6,096人
2025シーズン1試合平均:2万8,969人
前年比:11.0%
ガンバ大阪は2025シーズン、J1リーグにおける1試合平均観客数が2万8,969人となり、前年比11.0%の増加を記録した。
ダニエル・ポヤトス監督の下、3年目のシーズンを迎えたガンバは、2024シーズンに4位と好成績を収めた一方で、今シーズンは第23節終了時点で10位とやや苦戦している。それでも、観客数は右肩上がりを続けており、ファンの熱量の高さを裏づけている。
開幕戦からセレッソ大阪との大阪ダービーが実現すると、いきなり前シーズンの最多を上回る3万4,860人を動員して好スタートを切った。
その後も安定した集客が続き、6月末までに3万人超を記録した試合は4試合。昨シーズンはシーズン全体で5試合のみだったことを考えると、動員の上昇傾向は明らかだ。昨シーズンあった1万人台の試合も今シーズンはゼロとなっている。
今後迎える夏場には、大阪特有の猛暑が予想されるが、クラブはそれを活かしたプロモーションで観客を呼び込もうとしている。7月20日の川崎フロンターレ戦では、「ロートスキンケアアクアポーチ」の配布や「夏だ!カレーだ!スパイシーナイト!」と題したフードイベント、「復刻版Jリーグチップス」が当たる抽選会など、多彩な企画が予定されている。
上位争いに食い込むのが難しい中位という順位がシーズン後半戦の集客でマイナスに働く恐れはあるが、これから前述の川崎フロンターレ戦のほかに、浦和レッズ戦やヴィッセル神戸戦といった強豪とのホームゲームを残しており、このペースを維持することも十分に可能だ。