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マルコス・ジュニオール「まだ失ったものはない」。横浜F・マリノス敗戦も悲観せず、次戦必勝へ野心メラメラ「次はぜひ先発で」【ACL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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マルコス・ジュニオール
【写真:Getty Images】



マルコス・ジュニオールの力強いメッセージ

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第2節が19日に行われ、横浜F・マリノスは0-1で韓国の全北現代モータースに敗れた。



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 負傷明けでACLに参戦しているマリノスのMFマルコス・ジュニオールは、2試合連続の途中出場。「試合全体を見て言えるのは、正直勝てる試合ではあったかなということ。相手はまずしっかりと守りから入って、うちのミスを突こうとしているのが明確に見えていた」と全北現代戦を振り返る。

 前半のうちにPKで失点し、1点ビハインドで迎えた61分からマルコスが登場。「しっかりとチームの助けになるプレーを。ゴールも決められるようなプレーをしたい」という思いでピッチに入り、「前節よりは自分もいい形でできたと思うし、状態もよくなってきている」と手応えを得た。

「後半に向けて、自分たちとしては『自分たちのサッカー』をしっかりやろうと。チャンスもたくさん作れたと思うし、いい感じでボールを回せていたと思う。ただ、残念ながら結果は負けたので、次に向けてまたしっかり準備できればと思う」

 マルコスは鋭い目つきで「次こそは負けられない試合なので、本当に思い切り、強く、チーム全体で勝ちにいく試合をしたい」と言い切る。そして、チームメイトやケヴィン・マスカット監督に力強いメッセージを残した。

「まだ失ったものはない。前を向いていかなければいけないし、しっかり顔を上げて、次に向かっていこうと言いたいし、これからもっともっとお互いが必要になってくるので、助け合おうとも言いたい。次は絶対に負けられない試合なので、ぜひとも一番いいチームを使ってもらって、そこで全員が全力で勝ちにいけるようなチームの組み合わせでいければいいと思っている」

 ここまで2試合連続途中出場のマルコスは「次の試合はぜひとも、個人的にはできればスタメンで出たいという思いがある」と先発起用を訴える。22日のシドニーFC戦でこの願いが届くだろうか。もっと時間が欲しい、もっとプレーしたい、何としても勝利に貢献したいという彼の飢えにも似た強い意欲は十分に伝わってきた。グループステージ突破に向けて絶対に落とせない一戦で、背番号10のチームを勝利に導く活躍に期待したい。

(取材・文:舩木渉)

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