フットボールチャンネル

「教訓として」川崎フロンターレが強くなるために。伊藤達哉は前を向く「自分たちの殻を破っていけたら」

text by 編集部 photo by Getty Images

JリーグをDMM×DAZNホーダイでお得に観る


川崎フロンターレ 最新ニュース

川崎フロンターレ 伊藤達哉

【写真:Getty Images】

川崎フロンターレ伊藤達哉が横浜FC戦へ抱負

 川崎フロンターレの伊藤達哉は12日、あさって14日に行われる横浜FC戦に向けて、オンラインの囲み取材に応じた。きのうは首位の鹿島アントラーズを相手に先制しながらも追加点を奪えず、逆転を許してしまう悔しい展開に。勝ちたい試合で勝ち切る力が強いチームになっていくうえで必要だと自らに言い聞かせた。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

「やっぱりサッカーは自分たちの時間に追加点を決めないと、ああいった形で失点してひっくり返されるのはよくある。教訓として、ああいう流れの時に2点目3点目をとって試合を終わらせるようにしていくのが、自分たちが強いチームになっていくためには必要だなと思います」

 7分と立ち上がりに先制点を奪った川崎だが、前半終了間際に同点に追いつかれ、後半に逆転を許してしまった。伊藤は、自分たちの良い時間帯で追加点を奪えなかったことを悔いた。

 AFCアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝で敗れ、鹿島とのリーグ戦再開初戦は川崎にとって、大きな意味を持つ試合だった。

「難しいのが自分たちはACLEでもあっさり負けて、きのうも逆転負けしちゃう。そこの自分たちの殻を破っていけたらいいなと思います。ただ、今季ああやって前半から攻撃を仕掛けて2点目3点目決めた試合は思い浮かばない」

 ACLEから続く課題を挙げながらも、現状に悲観してはいない。「内容的にも結構圧倒していたと思うし、そこの良いところはしっかり続けていきたいと思います」と首位相手に敗れはしたが、絶対に勝ちたい試合で守り切る、勝ち切る力をつけていきたいとそう思わせてくれたことも確かだ。

 さらに、ACLEでは気付きもあった。

「ACLEのアル・サッド戦でドリブルで3人くらいかわしてクロスを上げたシーンがあって、そういえば俺ってドリブラーだったなと思い出した。日本では右サイドでドリブルよりパスやクロスが多かった中で、ワンプレーをきっかけに自分ってそういえばドリブラーじゃんって思い出して、そこからいい感じです」と改めて自身の強みを自覚した。

 この感覚は以前とは別のものだと言い、「ACLEからきのうも含めて、前より伸び伸びやれているというか、今の方が自分の元々のプレースタイルに近い」と自分の感覚を取り戻したことが好調の要因だと分析した。

 14日の横浜FC戦でも自身の武器を最大限に発揮して、勝利をつかみ取る。

「自分としては、対戦相手は置いておいて、ACLE決勝で負けて、再開初戦で鹿島に国立で負けて。ホームですし、Jリーグで中々勝てていないので、自分たちの全力を尽くして何が何でも勝ちたいと思います」

(取材・文:編集部) 

【Amazonギフトカードのプレゼントあり】アンケートへのご協力をお願いします

【関連記事】
川崎フロンターレの記事一覧はこちら!
「アマチュアじゃないので」川崎フロンターレの勝負強さの正体はここにある。ACLE躍進の陰に長谷部茂利監督の哲学【コラム】
「お前は今、始まったんだ」川崎フロンターレの大先輩が涙する土屋櫂大に声をかけた。残酷なデビュー戦のエピローグ【コラム】


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!