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明治安田Jリーグは後半戦に突入している。盛り上がりに欠けるクラブもある中で、好調でファンの期待が高まっているクラブがある。今回はJ1リーグ全20クラブの今季の1試合平均観客動員数を集計し、昨季からの上昇率を計算。上昇率が高いクラブをランキング化し、順位ごとに紹介する。※データは6月30日時点。
10位:ヴィッセル神戸

【写真:Getty Images】
本拠地:ノエビアスタジアム神戸
収納可能人数:2万9,643人
2024シーズン1試合平均:2万1,811人
2025シーズン1試合平均:2万1,977人
前年比:0.8%
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ヴィッセル神戸の2025シーズンにおける1試合平均観客数は2万1,977人となり、前年比で0.8%の微増となった。
J1リーグ2連覇中の神戸は、今シーズンも第23節終了時点で2位と、強豪クラブとしての地位を確立している。ただし、前半戦のホームスタジアムであるノエビアスタジアム神戸の収容率は67.5%にとどまり、依然として一定の空席が目立つ。
一見すると微増のように見えるが、実際の動員数はやや減少していると捉えることもできる。今シーズンはアルビレックス新潟戦を国立競技場で開催し、3万6,407人を動員。対して2024シーズンは川崎フロンターレ戦を国立で開催し、4万9,541人の観客数だった。
「ノエビアスタジアム神戸」でのホームゲームに限定すると、2024シーズンの平均観客数は2万217人だったのに対し、2025シーズンは1万9,933人となり、実質的には約1.7%の減少となる。
平日開催時の集客減が顕著で、今シーズンの平日3試合の平均は1万2,438人。昨シーズンの5試合平均(1万4,652人)を下回った。この平日動員の課題は以前から続いており、改善が求められるポイントだ。
神戸は2017年のルーカス・ポドルスキ加入以降、アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャなど世界的スター選手を迎え、注目度を一気に高め、新規ファンを多数獲得した。
しかし現在は、その成長期を経て安定・成熟のフェーズに入った印象がある。今後の観客動員をさらに伸ばすためには、新たな魅力や仕掛けの打ち出しが必要とされている。