
北中米ワールドカップ、期待外れに終わったワーストイレブンは?【写真:Getty Images】
2026 FIFAワールドカップ(北中米W杯)・決勝が行われ、スペイン代表が2010年以来となる2度目の戴冠を果たした。全104試合、1ヶ月超に及ぶ激闘の中で、センセーショナルな活躍を見せた選手もいれば、大きな期待を受けながらいまひとつなパフォーマンスとなった選手もいる。今回は、北中米W杯で期待外れに終わった選手を選出する。[1/12ページ]
GK:フェルナンド・ムスレラ(ウルグアイ代表)

ウルグアイ代表のフェルナンド・ムスレラ【写真:Getty Images】
生年月日:1986年6月16日
北中米W杯成績:3試合4失点
【久しぶりの代表復帰】
ウルグアイ代表のレジェンドであるフェルナンド・ムスレラにとって、北中米ワールドカップは悪夢そのものとなった。
ムスレラはガラタサライの正守護神として長年活躍し、ウルグアイ代表では137試合に出場している。前回のカタールW杯を最後に長い期間代表から離れていたが、今年に入り復帰。マルセロ・ビエルサ監督の信頼を掴み、本大会を迎えた。
初戦のサウジアラビア代表戦こそ好セーブもあり1-1の引き分けに持ち込む健闘を見せるも、地獄が始まるのはカーボベルデ代表との一戦からだった。
ウルグアイ優勢とみられていたこの試合は2-2の引き分けに。壁が崩れたことでFKを沈められた1失点目はまだしも、問題は2失点目だ。
【これほど苦しむことになるとは…】
味方のバックパスミスに対しムスレラは中途半端に飛び出してしまい、相手が放ったシュートは無人のゴールへと吸い込まれていった。
パスミスを奪われれば失点のピンチだったとはいえ、飛び出さなければならないボールでもなかった。百戦錬磨のGKらしくないミスだったといえる。
このミスを引きずったのか、ムスレラはスペイン代表戦でも失点に直結するミスを犯す。PA内で相手が放ったシュートを弾き出せず先制点を許してしまったのだ。相手は振り向きざまで、シュートの威力はそれほどだった。
前半戦終了後、まさかの出来事が起こる。ムスレラが後半からピッチを退いたのだ。当初は懲罰交代だと考えられていたが、試合後ビエルサ監督はGK交代について「ムスレラ自身の判断だった」と言及。ベテランGKも「これほど苦しむことになるとは、想像していなかった」と苦しい胸の内を明かした。
この試合でウルグアイ代表最年長出場記録を更新した不惑の男は、一夜にして国の戦犯となってしまったのだ。