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河治良幸

東京都出身。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当し、プレー分析を軸にグローバルな視点でサッカーの潮流を見続ける。セガ『WCFF』の選手プロフィールを担当。著書に『勝負のスイッチ』『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』『サッカー番狂わせ完全読本ジャイアントキリングはキセキじゃない』がある。TwitterIDは@y_kawaji

【識者の視点】長友が見せた“意識の変化”。アフガン戦の鍵握るSBの攻撃参加

カンボジアにホームで勝利したものの、相変わらず風当たりの強い状況が続く日本代表。チームを厳しく評価することは成長のためにも大事なことだが、その意味でもゴールが入ったか入らなかったか、失点したかしないかという結果の評価に加えて、チームの狙いと成果を見ながら冷静に評価するための視点やポイントを観る側が高められる様に報道していくのがメディアの1つの役割だ。アフガニスタン戦ではサイドバックの攻撃の関わり方について言及する。

【識者の視点】見据えるべきはアジアの先。“消化不良”のカンボジア戦で見られた確かな進歩

3-0で勝利を収めながらも物足りなさが残ったカンボジア戦。一方でハリルホジッチ監督に求められるのはアジアで勝つことではなく世界で勝つこと。そして、試合後に選手たちの口からは同じイメージで攻撃を仕掛けていたことが語られていた。

【識者の視点】日本代表、PK誘発より重要なこと。カンボジア戦へ活かすべき“得点不足”の要因

W杯アジア2次予選第2戦となるカンボジア戦。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、1つの課題として「PK奪取」を挙げた。しかし、シンガポール戦で無得点に終わった本当の要因であり、今後へ活かすべき課題は他にあった。

惨敗の中で見えたハリル流。時期尚早な結果批判、問われる代表批評のあり方

8月上旬に行われた東アジアカップで、日本代表は2分1敗の最下位で大会を終えた。未勝利で大会を終えたことで、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督への風当たりが強くなってしまったが、試合を通して随所に進歩も見られていることも確かである。ここで、改めて監督批判のあり方について考えてみよう。

佐々木監督が東ア杯で見つけた“発見”。国際経験積んだヤングなでしこ、リオへと続く道のり

中国で開催された東アジアカップを戦ったなでしこジャパンは、1勝2敗の3位で大会を終えた。7月に開催されたカナダW杯では準優勝に輝いたなでしこジャパンだが、この大会では若手主体のメンバーで挑んだ。佐々木則夫監督は、来年に控えたリオ五輪に向けて、国際経験が少ない若手選手を試す“実験の場”と考えていたようだ。

東アジア杯、未出場は6人。東口、六反、米倉、丹羽、水本、米本…中国戦先発メンバーを読む

中国・武漢で行われている東アジアカップ。ここまで1分け1敗の未勝利と苦しんでいる日本代表だが、テストの意味合いも強い今大会。2戦を終えて未出場の選手は6人となっている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は最終戦となる開催国・中国戦へどのような11人を選択するのだろうか。

ハリルJの想定内と想定外。東ア杯で見えた指揮官の狙いと問題点

日本代表は5日の韓国代表戦で1-1の引き分けに終わわり、大会参加4チームのうち唯一大会優勝の可能性がなくなった。チーム作りの段位において、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にとっては“想定外”の事態に迫られていたこともあったのかもしれない。

方向性を示すハリルホジッチ、一方で潜む“ゲームコントロール”という言葉の危険

東アジア杯に参加している日本代表は5日、韓国代表と対戦する。初戦の北朝鮮戦ではロングボールを駆使したスタイルを前に敗れたことによって、ゲームコントロールが問題視されていた。しかし、ゲームコントロールに固執し過ぎてしまうことで、ある危険を招いてしまう恐れもあるようだ。現地で代表を追う記者が迫る。

日韓戦でも警戒すべき“高さ”。北朝鮮戦で教訓となったロングボールへの対応

日本代表は、2日の北朝鮮戦に1-2で敗れた。ロングボールに競り負け、終盤で逆転を許してしまった。次戦の韓国代表も高さを利用した攻撃を仕掛けてくる可能性がある。しかし、北朝鮮戦の敗戦を教訓に戦うことが求められる。

東アジア杯、本田が示した最重要課題とは。宇佐美に武藤、浅野…個々の争いがチーム強化を促す

中国・武漢で幕を開ける東アジアカップ。日本は2日、北朝鮮戦を迎える。大会前、同じく中国でプレシーズンを戦っていた本田圭佑は、今大会の注目ポイントとして「ゴール前の精度」を挙げていた。宇佐美貴史らアタッカー陣は指揮官も懸念する決定力不足解消のきっかけをつかむことができるか。

ハリルが陥った誤算とは? “悲観論”では終われないシンガポール戦

日本代表は16日、W杯アジア二次予選でシンガポール代表と0-0で引き分けた。試合前には有利とみられていた日本だったが、期待と異なる結果に終わってしまった。

「明日W杯は始まる」。ハリル監督の強い警戒心に込められた勝負への哲学

日本代表はロシアW杯に向けた二次予選の初戦でシンガポール代表と対戦する。FIFAランキング52位の日本にとって、154位のシンガポールはいわば“格下”の相手だ。だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、こういった試合にこそ罠が潜んでいると語っている。

輝き放った柴崎と宇佐美。代表に欠けていた“2つのピース”を埋めた、若き才能の創造性

日本代表は11日、親善試合でイラク代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。この試合、輝きを放ったのは宇佐美貴史と柴崎岳だ。2人の若き才能は、日本代表に欠けていた2つの重要なピースとなるとなるかもしれない。

「ベストメンバーはいない」。フラットな競争がある日本代表、過去の“序列”を覆す選手は誰か?

6月11日、日本代表は親善試合でイラク代表と対戦する。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制3試合目となるこの試合は、2018年ロシアW杯に向けた初戦となる16日の二次予選シンガポール戦の重要なテストだ。

ハリル流白熱教室! 選手とともに汗流す指揮官、代表合宿に込められた意図とは?

日本代表は1日、11日の親善試合イラク戦と16日のW杯二次予選シンガポール戦に向けたメンバーを発表した。Jリーグが佳境を迎えている中、一足先に長谷部誠や吉田麻也ら海外組が国内合宿をスタートさせた。この合宿には、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が込める思いが強く見て取れた。

原口、宇佐美、武藤がもたらす推進力とハイレベルな競争。日本代表は“ハードワークできるスペシャルな個の集団”へ

JFAは1日、親善試合イラク戦とW杯二次予選シンガポール戦に臨む日本代表メンバー25名を発表した。注目は、ハリルホジッチ体制初招集となった原口元気だ。攻撃的な選手では宇佐美貴史や武藤嘉紀らも選出されているが、彼らは日本代表を1つ上のステージへと導く可能性を秘めている。

ついに始まるW杯への道。2次予選初戦は海外組中心に? 原口、長澤…招集メンバーを占う

2018年ロシアW杯に向けたアジア2次予選がいよいよスタートする。6月1日にはそのメンバーが発表されるが、前後のスケジュールやハリルホジッチ監督が欧州視察を終えたことから、海外組が中心となることが予想される。

代表合宿で存在感を発揮した4人の選手達。欧州組が加わる二次予選、Jリーグでアピールし代表定着なるか?

5月12日から2日間にかけて行われた日本代表合宿。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が招集した28人の選手は代表定着に向けてアピールを続けたが、その中でも印象的なパフォーマンスを披露した4人の選手がいる。

ハリルが求めるトップ下の役割とは? 独自の視点で見出した柴崎と遠藤の可能性、鹿島とは異なる“中盤のオーガナイズ”

日本サッカー協会は7日、国内合宿に参加する日本代表メンバーを発表した。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は国内組28選手を招集し、W杯二次予選に向けて選手を見極めることとなる。中でも注目すべきポジションはトップ下だ。ハリルホジッチ監督はこのポジションでプレーする選手に、クラブとは異なる役割を求めている。

「ハリル=速攻」は時期尚早。今は“悪癖”を取り除く期間。その先にある真のスタイルとは

日本代表はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下での初陣となった2連戦を終えた。この2試合の内容から、ハリルホジッチ=カウンターという印象が強まったが、決定的とするのは時期尚早だ。

【ウズベク戦プレビュー】柴崎と青山。“中盤のオーガナイズ”を担う2人。代表定着へ求められる要素とは

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下での2戦目となるウズベキスタン戦を迎える日本代表。指揮官はスタメンの大幅入れ替えを示唆したが、ポイントとなるのは柴崎岳と青山敏弘だ。球際の激しさとレンジの長い縦パスを繰り出せるか。2人の中盤でのプレーがカギとなる。

固定は禁物だが――。ハリル流を体現した“チームの心臓”長谷部。若手の最高の手本に

ハリルホジッチ監督が求める球際の強さと縦への意識。それを体現したのが長谷部誠だった。ザック時代には噛み合わなかった部分もあるそのプレースタイルだが、新指揮官の戦術にはマッチ。若手の手本となるパフォーマンスを見せた。

“初陣”迎えるハリルJ。熾烈なポジション争いが待つアタッカー陣、ポールポジションを奪うのは誰か?

日本代表は本日27日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督就任後の初戦となるチュニジア戦(大分)を迎える。メンバー発表の会見では日本代表の攻撃面に言及したハリルホジッチ監督。チュニジア戦でハリルホジッチ監督の期待に応えるのはどの選手になるだろうか?

【識者の眼】戦術の鍵は“スピード”。招集メンバーから見えるハリルホジッチ監督の意図とは?

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は19日、就任後初となる代表メンバーを発表した。バックアップメンバー12名を含む全43名の中には、初召集となる選手や久しぶりの代表選出となる選手など、フレッシュな顔ぶれが揃った。この選考から読み取るハリルホジッチ監督の意図とは、どんなものなのだろうか?

【識者の視点】ハリルホジッチ監督就任会見を読む。強調されたメンタル強化、ハードワークの“中身”とは?

13日に来日し、就任会見に臨んだハリルホジッチ監督。1つの質問に時に長い回答をしていた新監督は、自身の哲学を言葉の中に滲ませていた。指揮官をよく知る記者はこの会見から何を読み取ったのか?

名将ハリルホジッチのジャイアントキリング。司令塔・中田英寿を封じた伝説のパルマ戦

日本代表監督が内定したハリルホジッチにとって、ブラジルW杯のドイツ戦は敗れたとはいえ世界に衝撃を与えたベストマッチの1つだが、ハリルホジッチが手腕を最大限に発揮し、ジャイアントキリングを成し遂げた伝説の試合があった。

Jリーグ開幕。気鋭の監督が率いる松本山雅はJ1でも旋風を巻き起こせるか?

いよいよ2015年のJリーグが開幕する。注目ポイントはいろいろあるが、特に期待したいのがJ1初挑戦となる松本山雅FCだ。

【識者の視点】代表監督最有力ハリルホジッチ氏の選手起用を読む。昇格組の湘南・松本からの招集も。意外な招集で序列崩す可能性あり

日本代表の後任監督にハリルホジッチ氏が就任することが濃厚だ。仮定の話にはなるが、果たしてどのようなメンバーが招集されるのか。氏の選手起用傾向から読み解くと、これまでとは異なる意外な選手が見えてくる。

【識者の視点】代表監督最有力ハリルホジッチは何が優れているのか?”東欧の智将”の戦術面を徹底解説

日本サッカー協会は次期代表監督としてヴァヒド・ハリルホジッチ氏(以後、敬称略)に正式オファーを出すことで一本化した様だ。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のハリルホジッチに関しては以前、代表監督に推薦するコラムを寄稿させていただいた。

【識者の眼】代表監督に推したい気鋭の名将ハリルホジッチ。多彩な戦術を持つ情熱家。W杯の実績も十分

様々な名前が飛び交う日本代表新監督候補。しかし、有力とはされていないものの、母国ではないチームを率いてW杯で好成績をあげた指揮官が存在する。ヴァヒド・ハリルホジッチは日本が求める資質をほぼ全て揃えているといえるだろう。

完璧にはまった日本対策。UAEにとって狙い通りの“勝利”。そのジャイアントキリングの理由とは

アジア杯準々決勝、連覇を狙った日本はUAEにPK戦の末に敗れて大会を去った。一見すると、日本がチャンスを逸したことが要因と思われるが、UAEには“格上”の日本を破るための明確な狙いがあった。

UAEの“王様”が抱える守備の穴。アギーレジャパンは攻撃をもって攻撃を制することはできるか

日本代表は23日、決勝トーナメント初戦のUAE戦を迎える。長谷部誠も“王様”と警戒するオマル・アブドゥラフマンを攻撃の中心とするUAE。日本代表は、彼をいかに攻略できるかが勝負の分かれ目となりそうだ。

遠藤と長谷部。熟練コンビの存在が大きくなるほど生じる不安

日本はアジアカップのグループリーグ最終戦、ヨルダン戦を2-0で勝利し、3戦全勝でGL突破を決めた。この試合でもキーとなったのは、遠藤保仁と長谷部誠の存在だ。しかし、この熟練コンビへの依存度が高くなるにつれ、同時に不安も抱えることになる。

アジア杯連覇へ不可欠な“日替わりヒーロー”の誕生。負傷の今野が示したサブの心構えとは?

イラク戦を1-0で勝利し、グループステージ2連勝を果たした日本。この試合では、途中出場の今野泰幸がラストプレーでチームを救う役割を果たした。その結果、負傷離脱となったが連覇のためには交代選手の貢献は不可欠となる。

遠藤、香川、長谷部の“イメージの共有”。イラク戦で高い機能性を発揮した中盤のトライアングル

日本代表は、イラクとのアジア杯グループステージ第2戦を1-0で制した。この試合では、遠藤保仁&香川真司のインサイドハーフとアンカーの長谷部誠が高い連動性を見せた。

インテンシティーの高いイラク戦。中盤の攻防が勝負のキーポイントに

アジアカップ初戦となるパレスチナ戦を勝利したアギーレジャパンの次の相手は2007年の優勝国、イラク。ともに初戦を白星で飾っているだけに、グループリーグ突破のためには是が非でも勝って最終戦につなげたいものだ。

大勝したパレスチナ戦で見えた攻撃の形とクオリティの課題

アジアカップ初戦、日本代表はパレスチナ戦を4-0と快勝した。アギーレ監督が思い描く攻撃の形が見えた一方で、大会を勝ち抜くに向けて課題も浮き彫りとなった。

日本は前回の失敗を活かせるか? 難しい初戦で求められるリスク管理と長谷部のキャプテンシー

いよいよ明日、アジアカップ初戦を迎える日本代表。前回大会はまさかの引き分けスタートだっただけに、しっかりと勝ち点3を奪いたい。もちろんアジアを勝ち抜くのは簡単ではない。予想外のことへの対応が求められる。そこで重要になるのがキャプテンの存在だ。

武藤? 小林? アジアカップ連覇に必要な日替わりヒーローの出現

日本代表にとって連覇がかかるアジアカップの初戦を2日後に控え、サブの選手が意気込みを語っている。過酷な連戦を勝ち抜くには、スタメン組だけではなく“ヒーロー”の存在が不可欠だ。前大会ではサブから途中出場の李忠成が決勝戦で見事なボレーシュートを決めたことが記憶に新しいが、今大会では誰がヒーローになるのだろうか。

アジア杯23人決定。ポジション別に見るアギーレの意図。大会連覇へ盤石な布陣に

日本代表のハビエル・アギーレ監督は、アジアカップに臨む23選手を発表した。宇佐美貴史も大久保嘉人も呼ばれず、細貝萌も落選した一方で清武弘嗣が選出。果たして、その人選にどんな意図があるのだろうか?

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