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ブンデス日本人選手、第29節現地採点を振り返る。CBとしても奮闘の細貝へ低評価、採点「4」は妥当か?

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第29節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

一歩前進したヘルタ・ベルリン

ブンデスリーガ第29節日本人選手採点

Kicker誌(2014年4月7日付)
岡崎慎司「5」清武弘嗣「4」細貝萌「4」酒井高徳「4.5」

Bild誌(2014年4月7日付)
岡崎慎司「5」清武弘嗣「5」細貝萌「4」酒井高徳「4」
(長谷部誠、内田篤人、乾貴士、酒井宏樹については試合出場なし)

 「Die Niederlagen-Serie ist gestoppt」(2014年4月7日付Kicker誌)
 「敗戦シリーズが止まった」

 細貝が「チームの目標はブンデスリーガ1部に残留すること」と言うヘルタ・ベルリンは、ひとつ前進することとなった。

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ボランチでスタメン出場した細貝【写真:原田亮太】

 2014年4月6日、ブンデスリーガ第29節、細貝萌所属のヘルタはホームにホッフェンハイムを迎え撃った。既にバイエルンが優勝を決めてしまっているブンデスリーガだが、CL、ELといった欧州を舞台とするコンペティションへの出場圏争い、そして下位リーグである2部への降格を逃れようとするサバイバルは、まだ終わってはいない。

 ヘルタは前節を終えて10位の順位で9位ホッフェンハイムとの一戦を迎えた。勝ち点は両チームとも同じく39である。4-5-1の布陣の中で、細貝はシェルブレッドとダブルボランチを組んで先発出場した。

 細貝とシェルブレッドは連携を図りながら、相手のダブルボランチ、ルディとポランスキに対応する。細貝はルディにボールが入るや否や、厳しくチェックへと向かった。一方で、バイエルンと果敢に打ち合ったホッフェンハイムの2列目、サリホビッチ、フェルミーノ、フォラントに対しても周囲と連携を取りながら応対していく。

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