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「麻也とモリゲだけの責任じゃない」。CBを擁護する内田。「失点はチーム全体の責任」

現地時間14日のW杯初戦コートジボワール戦で1-2と逆転負けを喫した日本代表。この試合でフル出場した内田篤人は、試合後の取材で気丈に振る舞った。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「勝ち点ゼロはゼロなんで、しっかり受け止めなきゃいけない」

 2月9日のハノーファー戦で右太もも裏を負傷し、3か月以上の長期離脱を強いられた内田篤人。

 2014年ブラジルW杯に挑む日本代表に合流してから、直前テストマッチのキプロス、コスタリカ、ザンビア戦で着実にプレー時間を伸ばしてきたが、14日の初戦・コートジボワール戦が久しぶりの90分フル出場の機会となった。

 完全復帰を果たしたこの試合が喜ばしい結果になっていれば申し分なかったのだが、本田圭佑の貴重な先制弾を守り切れず、1-2でまさかの逆転負け。香川真司らが落胆の様子をありありと見せる中、内田は気丈に振る舞った。

「勝ち点ゼロはゼロなんで、しっかり受け止めなきゃいけないのかなと思います。向こうも力がありますから、ウチがやりたいサッカーが出来ないのはある程度、仕方ない部分もあるのかなと思います。やっぱりいい選手が向こうも揃っていますし。そういう中で先制点取れたのはすごく大きかったですけどね。

(いつもよりブロック作っていた?) ここ何試合か先に失点しているシーンが自分たちの中に少しあったのかな。だから守備から入って先制点が取れたっていうのはホントにプラン通りというか、願ってもないというか、勝つためにはググッと近づいた感じだったんですけどね…。

 今日は相手にボールを回される時間帯が長かった。やっぱり自分たちはボールを持って生きるチーム。だけど相手もいることだし、どうやって勝ち点を拾っていくのか。それが底力だと思います」と彼は自分なりに多角的な角度から手痛い敗戦を分析した。

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