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ギリシャ戦プレビュー。撃破のポイントは「前線からのプレス」。コートジボワール戦最大の敗因を修正できるかがカギを握る

text by 神谷正明 photo by Getty Images

“前線からのプレス→ショートカウンター”の成否がポイント

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アルベルト・ザッケローニ監督【写真:Getty Images】

 日本は初戦を落としたことでもう後がなくなった。ギリシャ戦は決勝トーナメントに進むために勝利が求められる一戦となる。

 この4年間で作り上げてきたサッカーを表現するためには、前からのプレッシングを機能させることが前提条件になる。守備で後手に回ると、攻撃にも影響が出てしまうことを選手たちは痛感した。コートジボワール戦と同じ轍を踏むわけにはいかない。

 ザッケローニ監督はそのために、改めてプレスのかけ方を非公開練習のなかで確認したようだ。試合2日前の17日には練習前にミーティングが行われ、これまでのギリシャの戦い方、弱点を分析してボールの奪い方を整理した。

 大迫が「相手と照らしあわせてどういう感じでいくかとか、そういう戦術的な話だった。ミーティングでもやったし、練習でもうまくハメる形をやった」と証言する。

 ギリシャはコートジボワールと特徴が異なるチームだが、コートジボワールの戦い方を参考にした戦術を敷いてくる可能性もなくはない。当然、ザッケローニ監督や選手たちもそのことは分かっている。

「それもいろいろとみんなで話したし、監督とも話をしていた」。そう話す大迫は「そこは大丈夫だと思う」と自信を見せる。

 日本がプレスをかけて高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けられるかどうか。明日の試合はその成否が注目ポイントの1つになるだろう。

【了】

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