『キャプテン翼』は現実にあらず。“攻撃的サッカー”で4失点…日本に欠ける守備への理解。育成年代から改革を

ゴールはサッカーの醍醐味であり、得点数の多い試合は“面白い”。しかし、それは同時に守備に問題を抱えていることも事実だ。国際大会を勝ち抜くには攻撃力以上に守備力が不可欠となる。

2014年11月11日(火)10時54分配信

text by チェーザレ・ポレンギ photo Asuka Kudo / Football Channel
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守備の文化が欠落している日本

『キャプテン翼』は現実にあらず。“攻撃的サッカー”で4失点…日本に欠ける守備への理解。育成年代から改革を
日本のメディアは、ナビスコカップの決勝を満場一致で「素晴らしい試合」と報じた【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 日本のメディアは、ナビスコカップの決勝を満場一致で「素晴らしい試合」と報じた。実際、魅力的なゲームだったことは確かだ。しかし、我々が今シーズン目にしたゴールの多い“楽しい試合”は、そのほとんどが日本では滅多に議論されない『ディフェンス』に問題を抱えた試合でもあった。

 確かに、ゴールはアタッカーに高いスキルがあってこそ決まるものだ。一方で、ディフェンダーのスキルが欠如している場合が多々あることも事実である。

 しかし、いまだに『キャプテン翼』を史上最高の選手のモデルと考えている日本では、ディフェンスについて全くといって良いほど議論されていない。

 解説者による良いディフェンスの解説を何度聞いたことがあるだろうか? 良いタックルを称えるためのリプレイを何度見たことがあるだろうか? 守備戦術に関する徹底的な討論を何度聞いたことがあるだろうか?

 加えて、ほとんどのメディアが選手とコーチを非難しないリーグにおいて、日本のジャーナリストがディフェンスの失敗を指摘している記事を読んだことがあるだろうか?

 我々日本は、ディフェンスを含めたサッカー文化をまだ築き上げておらず、その結果は2013年のコンフェデレーションズカップと2014年のブラジルW杯でより明確となった。

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