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アギーレ監督、決勝Tは「ゼロからのスタート」。長友は連覇へ「犠牲の精神」を強調

text by 編集部

アギーレ監督、本田は「重要な選手」。遠藤は「素晴らしい人間」。ベテラン勢を絶賛

ハビエル・アギーレ監督【写真:Getty Images】

 アジア杯を戦う日本代表は22日、準々決勝UAE戦に向けた前日会見を開いた。

 会見には、ハビエル・アギーレ監督とDF長友佑都が出席。指揮官は、冒頭に「ここからまたゼロからのスタート。8チームが希望を持って戦う状況になる。我々は90分間、しっかり集中して勝ちたい」とコメント。

 長友は「勝ちたいという、この一言だけ。この一言に全てが詰まっていると思っている」と述べた。

 しかし、ここまで3試合すべてにフル出場してきたDF森重真人がヨルダン戦で顔面を強打した影響で別メニュー調整となった。それでも、UAE戦への出場の可能性について指揮官は「まだドクターからは次のゲームに出られないという報告は受けていない。プレーできることを信じて待っている」と期待を寄せた。

 一方で日本にとって明るいポイントとしては、MF香川真司がヨルダン戦で現体制での初得点を挙げたこと。この背番号10の得点について、指揮官は「とても喜んでいる」としつつ、「その質問の答えは、より真司のことを知っている佑都が答えてくれる」と隣に座る長友へ話を振った。

 話を受けた長友は「彼の本当に嬉しそうな顔を見て、僕も心から嬉しかった。明日の試合でも出来るだけサポートできるように頑張る」と、さらなる活躍へサポートを誓った。

 最後に、指揮官は隣の長友について「戦うことのできる力強い選手であり、他の選手たちに愛され、敬意を払われている」とし、「明るい性格がグループにいい影響を与えている」と高く評価した。

 その長友は、惨敗したブラジルW杯後に涙した1人。「当時の心境と、次のW杯に向けての心境を語るのは本当に難しくて、言葉を発するためのエネルギーがかなり必要」とコメントを避けつつ、アジア連覇のためには「犠牲の精神」が重要であることを強調。

「いかにチームのために犠牲になれて、走れるかということが、今の課題であって目標。『チームのため』というものが自分の中で本気ならば、大事な時に最高のパスが来たり、今までミスしていたところがミスじゃなくなることにつながると思う」

 そして、「明日の試合で、チームのために走ります」と力強く意気込みを語った。

【了】

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