フォルランが日本で覚えた違和感。選手たちのパッション不足。ACL軽視への疑問【フットボールと言葉】

2016年07月08日(Fri)10時00分配信

シリーズ:フットボールと言葉
text by 竹澤哲 photo Getty Images
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夢を見ることと実際にできることの違い

 日本のフットボール環境においてフォルランが違和感を覚えたものは少なくなかった。最終節が終わった翌日、行われたファン感謝イベントも理解できないものではなかったのか。

「降格が決まってすぐにフェスタをするというのは私にとって経験のないことだった。でも、理解しなければいけないし、笑顔でいようと努めた。ファンも2部に落ちて悲しんでいるのを忘れてはいけないと思った。そしてまた降格が、最終節で決まったのではなく、もっと前に決まっていたのだからと考えることにしたのだ」

 日本が現時点でワールドカップ優勝を目標に掲げるようなことはこっけいだとフォルランは思うのだろうか

「こっけいという訳ではないが、難しいということだ。夢を持つことは自由だ。しかしその上で自分の限界も知るべきだ。例えば、私が月に行きたいと言うことはできる。でも私は月にいける可能性はあるだろうか。夢を見るのと実際にできるのかどうかは別問題なんだ。

 日本の場合、まずはベース作りからはじめなければいけない。そして経験を積み、目標を定めたら、それを達成する。エスカレーターに乗っても一気に10階まで到達できない。しかし乗り継いで少しずつ昇っていけば10階に到達することができる。

 人口では日本にはるかに及ばないがウルグアイ代表には世界の舞台で活躍するエリート選手が揃っている。ウルグアイでも決勝に到達することはとても大変なことなんだ。夢を持ってもよいが同時に現実主義者にならなければいけない」

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