田中亜土夢、C大阪で始まる新たな挑戦。フィンランドで勝ち取った「タイトル」と「信頼」【インタビュー】

1月6日、セレッソ大阪はフィンランドのHJKヘルシンキからMF田中亜土夢の加入を発表した。アルビレックス新潟から欧州へ旅立って3年、日本への復帰を決断した背景とは。そしてフィンランドでの3シーズンで培った経験、タイトル獲得への思い、将来のビジョンを聞いた。(取材・文:舩木渉)

2018年01月18日(Thu)10時20分配信

text by 舩木渉 photo Wataru Funaki, Atomu Tanaka
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フィンランド3年目でついにタイトル獲得

田中亜土夢
フィンランドで3年間経験を積んだ田中亜土夢がJリーグに復帰する【写真:舩木渉】

――フィンランドへ移籍して3年目。カップ戦で初めてタイトルを獲得されました。優勝してみて、どんなことを感じましたか?

「Jリーグでも今までは他のチームがタイトルを獲る姿をずっと見ているばかりだったので、どういう雰囲気なのか想像したり、『あの場にいたら絶対うれしいんだろうな』と思って見ていました。実際に優勝が決まって、写真撮影用のパネルがあって、優勝トロフィーがあって、メダルを持っていて…その場所にいたというのはすごくうれしかったし、テンションが上がりましたね。

サポーターたちと一緒に優勝を喜び合えたのもすごくうれしかったです。自分自身も全く経験のないことだったので新鮮でした」

ーーカップ戦を制した後、リーグ優勝も決まって国内2冠を達成しました。田中選手が移籍してからは初めてのリーグ優勝、クラブとしても3年ぶりのことでした。

「リーグ戦で優勝しても、実は最初のカップ戦優勝のほうがすごく印象的だったんです。しかも、リーグ優勝は5試合を残して決まったので、そのときにトロフィーが来るわけでもなく、メダルもなかったので、実感があまりなかったんですよ。優勝決定からはだいぶ経っていましたが、リーグ最終節のホームゲームで優勝セレモニーがありました。

日本ってみんな並んで、1人ずつトロフィーを上げたりするじゃないですか。そのイメージがあったので、順番にやるのかな…と思ったら、みんながトロフィーを持ちたがってカップ戦のときは全然トロフィーに触れなくて(笑)。だからリーグ戦のときに、絶対トロフィーを掲げてやろうと思っていました。実際にその場面になったら、まずはキャプテンが掲げて、パネルの前にトロフィーを置いたんですよ。そこで僕だけタイミングを見計らって、トロフィーを取って掲げたら、ちゃんと写真も撮れました。カップ戦のときにできなかった分、やりたかったことができてホッとしましたね(笑)」

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