日本代表の長友佑都【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップに臨む日本代表は5日、オーストリア・ゼーフェルトで練習を行った。本大会に挑む前に、スイス戦とパラグアイ戦の2試合を行う。日本代表に招集された長友佑都がインタビューに答えた。
西野朗新監督になってヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の時よりボールを握る時間、マイボールの時間を大事にしている印象に。日本はもう1回堅守速攻を取り戻すべきだと長友は語っていたが、そのあたりのバランスについて長友は「イメージですか、僕の。正直ボールをもちろん自分たちが支配して持ちたいですけど、甘くないと思います」とコメント。
続けて「ワールドカップは相手の方がクオリティが上だし、フィジカル面も上だと思うので。だからその中でみんなが引いてブロックを作って守るって時間はやっぱり増えると思うし、ただそれだけでは勝つことは難しいので、その中で西野さんはポゼッションの練習とかね、ボールを握るやり方とかをトライしてますけど。どのくらいなんですかね、割合といえば、相手の実力もあって、チーム状態もあって難しいですけど。自分的には相手にボールを握られていたとしても全然焦りはなくて、ちゃんと取りに行く場所、はめる場所をみんなが明確になっていれば、むしろそっちの方が脅威になるかなと思っていて、自分たちが。でもやっぱりメンツ的に見てもね、ポゼッションはある程度はしたいなというところはあるんで、そこはちょっと今、いろいろ練習だったり、戦術も取り組んでますけどね」と語っている。
さらにはブラジルW杯の時を振り返り「まあブラジルの時は理想ばかりを追い求めてしまって、結局ワールドカップの舞台で失敗したじゃないですけど、結局結果が出なかったので。僕はそれを経験して、理想ばかりでは勝てないので、とにかく自分たちが下手だということを、自分たちが強くないことをまずはしっかりと認めて、認めたうえで自分たちにできるサッカーを1人1人が100%出し切るって。ただそれだけかなと」と答えた。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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