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日本代表 6年前

俺たちフロンターレ育ち。三好康児と板倉滉、武者修業で掴んだ自信と共鳴する日本代表への思い

text by 舩木渉 photo by Getty Images

シンクロする2人の日本代表への思い

三好 板倉
三好康児(左)と板倉滉(右)は憧れの日本代表入りへ、森保一監督にアピールを続ける【写真:Getty Images】

 ともにフロンターレ育ちの同期で、同じタイミングで武者修行の道を選び、遠く離れてもシンクロするように成長を加速させている。「今年はここまでしっかりと結果にこだわってやってきている。それは代表でもしっかりと出したい。アピールがなければ残っていけない世界だと思っているので、そこはすごく自分にとってもシビアになった」と三好は言うが、板倉も同様の感覚を持っているはずだ。

 お互いを高め合いながら成長してきた2人。森保監督がU-21代表とA代表の兼任になったことで、より大きく開けた「日本代表」への道も、同じように歩んでいくのだろうか。

「(日本代表は)以前からずっと目指してきたところですし、気持ちとしては変わらないですけど、やっぱり現実的になったというか。(森保さんは)U-21代表監督でもあるので、逆にここでしっかりとアピールできれば、その先も見えてくるなというところもある。A代表がすごく近くなった部分はあるのかなと思います」

 そう三好が話せば、板倉も「日本代表」への思いを隠さない。

「絶対にチャンスだと思っています。ただやっぱりこの年代でしっかり目立っていかないと、A代表は絶対に入れない場所だと思っているので、まずはしっかりここで結果を出すことだけを考えて。結果を出し続けることで、その先につながっていくと思っているので、そこはどんどんアピールしていきたいと思います」

 フロンターレで育ち、一度フロンターレを離れ、来年以降またフロンターレを象徴する存在になるかもしれない三好と板倉。シンクロする2人の才能は、東京五輪世代の先頭に立って、世界への階段を一歩ずつのぼっていく。

(取材・文:舩木渉【インドネシア】)

【了】

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