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Jリーグ 4年前

湘南ベルマーレ、5年間の歴代フォーメーション。J2優勝、ルヴァン戴冠、監督交代…。記憶に深く刻まれる一時代

text by 編集部 photo by Getty Images

激動の1年(2019年)

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湘南ベルマーレ、2019シーズンの基本フォーメーション(黄色は新加入選手)

【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:16位
YBCルヴァンカップ:グループステージ敗退
天皇杯:2回戦敗退

 2度目のJ1残留を果たした湘南は、開幕から3勝2敗というスタートを切った。浦和レッズから期限付き移籍で2度目の加入となった武冨孝介は5月までに5得点を挙げ、高卒ルーキーの鈴木冬一もウイングバックで躍動。現有戦力と新戦力が融合を見せていた。

 5連敗と苦しんだ時期もあったが、リーグ戦は中盤までは中位をキープした。一方で、前年王者として臨んだルヴァンカップでは、グループステージを突破できずに最下位で敗退。天皇杯ではJFLのヴィアティン三重に0-4で大敗して2回戦で姿を消している。

 状況が大きく変わったのは8月。曹貴裁監督にパワーハラスメント疑惑が持ち上がり、クラブは指揮官の活動自粛を決定。当初は高橋健二コーチが代行を務めたが、10月にJリーグから曹監督のパワハラ行為が認められると、クラブは曹監督の退任とU-18監督を務めていた浮嶋敏アカデミーダイレクターを監督に据えた。

 前例のない事態に直面したチームは曹監督が最後に指揮を執った磐田戦以降、10試合も白星から見放された。FC東京、サンフレッチェ広島、松本山雅と続いたラスト3試合で勝ち点5を挙げたが、16位でリーグ戦をフィニッシュ。それでも、徳島とのJ1参入プレーオフをドローで切り抜け、2年連続でJ1残留を決めた。

 ウイングバックとして不動の地位を築く杉岡は、日本代表としてコパ・アメリカ(南米選手権)で3試合すべてに先発。昇格3年目の齊藤未月はリーグ戦26試合に出場し、U-20ワールドカップで日本代表をキャプテンとしてけん引した。大卒2年目の坂と松田天馬もチームの主力と呼べるまでに成長するなど、若手のブレイクスルーが印象的なシーズンとなった。

▽GK
秋元陽太

▽DF
山根視来
坂圭佑
大野和成

▽MF
岡本拓也
齊藤未月
金子大毅
杉岡大暉

▽FW
松田天馬
梅崎司
山崎凌吾

【了】

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