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日本代表 4年前

日本代表、歴代背番号18の系譜。小野伸二に本田圭佑、そして…躍進のヒーローか惨敗の象徴か

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツW杯

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オーストラリア戦の先発メンバー



監督:ジーコ
戦績:グループステージ敗退

背番号18:小野伸二(浦和レッズ)
生年月日:1979年9月27日(26歳)
個人成績:1試合出場/0得点0アシスト

 ジーコジャパンでも中心選手として活躍を続けた小野だったが、05年6月のアジア最終予選のバーレーン戦前の練習で右足甲を疲労骨折してしまう。10月には手術を行い、復帰と離脱を繰り返した。フェイエノールトで出場機会を失うと、ワールドカップイヤーを迎えた06年1月に浦和レッズへと復帰を決断する。

 浦和でコンディションを取り戻し、3大会連続でワールドカップのメンバーに名を連ねた。初戦のオーストラリア戦で、小野は1点リードの79分に2トップでプレーしていた柳沢敦に代わって出場して中盤に入る。しかし、途中出場のティム・ケーヒルに立て続けにゴールを許し、後半アディショナルタイムに3失点目を献上。チームは屈辱的な逆転負けを喫した。

 第2戦でクロアチアに引き分けた日本代表はブラジル戦で4失点を喫し、1分2敗でグループステージ敗退となった。小野の出場はオーストラリア戦のみで、26歳で迎えた3度目のワールドカップは自身にとってもチームにとっても悔しい結果に終わった。

 大会後はしばらく代表から離れたが、ボーフムでプレーしていた08年8月に2年2か月ぶりとなる代表復帰を果たした。しかし、その後は代表に呼ばれることなく、4度目のワールドカップ出場が実現することはなかった。

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