アルビレックス新潟対大宮アルディージャ

注目カード（明治安田生命J2リーグ）
アルビレックス新潟対大宮アルディージャ 8月8日 18：00

注目選手
MF：本間至恩（新潟）
GK：フィリップ・クリャイッチ（大宮）

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　J1で2位タイの16得点を奪っていた攻撃陣の牽引車だったFWファビオが痛恨の負傷離脱。前節は栃木SCの果敢なプレッシングの前に今季初の無得点と沈黙した。今節の対戦相手である大宮アルディージャは9試合で3失点とJ2最少失点の堅守が自慢で、新潟は真価が試される。

　ファビオの代役を任されることになりそうなスペイン人FWペドロ・マンジーのJ初ゴールにも期待だが、やはりキーマンは10番を背負う本間至恩か。7月度のJ2最優秀ゴール賞にも選ばれた強烈なロングシュートが象徴しているように、小柄な体には脅威的な爆発力が秘められている。そして、ゴールとともに切れ味抜群のドリブル突破で崩しのカギを握る存在になった。

　大宮は好パフォーマンスを継続しているセルビア人守護神フィリップ・クリャイッチを中心に、しっかり耐えて、1点勝負に持ち込めれば勝利は近づく。9試合で8得点の攻撃力は課題だが、リーグ屈指の堅守でしっかりと勝ち点を拾えているのは大きい。

　前節のアビスパ福岡戦は対戦相手に新型コロナウイルス陽性の疑いの濃い選手が出た影響で開始直前に中止となり、選手たちには連戦の疲れを癒す時間もあった。ここのところやや疲れの見えていたイッペイ・シノヅカら攻撃陣もリフレッシュできただろう。

　J2上位争いの重要な一戦を制すのは「ホコ」か「タテ」か。好対照な2チームによるオレンジ対決に注目だ。