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欧州主要24クラブ、総合評価ランキング。世界最強クラスのS評価、悲しき最低評価はどのチーム?

シリーズ:20/21欧州主要クラブ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

A評価

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【写真:Getty Images】

マンチェスター・シティ
プレミアリーグ3連覇を逃したマンチェスター・シティは積極的な補強を施した。ダビド・シルバやレロイ・ザネが抜けたものの、フィル・フォーデンの台頭や新加入のフェラン・トーレスへの期待も大きい。オランダ代表のナタン・アケとポルトガル代表のルベン・ディアスを加え、課題としていたセンターバックにも実力者が揃った。新加入選手がフィットすれば、覇権奪回は現実的なものになるだろう。

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レアル・マドリード
今夏マルティン・ウーデゴールらの復帰はあったが、移籍金を支払って獲得した選手は0名。昨季とまったく同じ主力メンバーで今シーズンに臨む。ただ、選手は揃っており守備もかなり堅いのだが、期待できる得点源がカリム・ベンゼマのみというのは問題。チャンピオンズリーグはもちろん、ラ・リーガでも苦戦する試合は増えるかもしれない。そのため評価は「S」ではなく「A」となった。

ユベントス
昨季のユベントスはセリエA9連覇というミッションをクリアしたものの、CLではラウンド16で敗退。マウリツィオ・サッリ監督は1年で解任され、U-23チームを率いる予定だったアンドレア・ピルロが後任に就いている。ブレーズ・マテュイディらベテランが退団し、スカッドは大幅に若返ることになった。アルトゥールやアルバロ・モラタといった新戦力と、クリスティアーノ・ロナウドら既存の主力、そして、新指揮官の戦術がフィットすれば、セリエA10連覇とともに欧州タイトルも射程圏に捉えるだろう。

ドルトムント
昨夏は大型補強を敢行したものの、バイエルン・ミュンヘンの連覇を止めることはできなかった。対照的に今夏は即戦力の補強は限定的となっている。ジェイドン・サンチョの残留が決まり、ジョバンニ・レイナや新加入のジュード・ベリンガムといった10代の選手たちがブレイク間近。怪我から復帰したマルコ・ロイスやベテランの域に達したマッツ・フンメルスも健在で、今季こそブンデスリーガ制覇へ期待がかかる。

パリ・サンジェルマン
珍しく新戦力の獲得を低コストで済ませた。バルセロナから獲得したラフィーニャは移籍金無し、ポルトから加入のダニーロ・ペレイラは買い取りオプション付きのレンタル、エバートンから引き入れたモイーズ・キーンやローマからやってきたアレッサンドロ・フロレンツィも期限付き移籍だ。一方で主力の退団はチアゴ・シウバとエディンソン・カバーニくらいで、総合力は昨季以上になった。有望な若手が次々に流出していくのは気がかりだが、フランスでの地位は揺るがないだろう。

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