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欧州主要24クラブ、総合評価ランキング。世界最強クラスのS評価、悲しき最低評価はどのチーム?

シリーズ:20/21欧州主要クラブ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

C評価

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【写真:Getty Images】

アーセナル
昨季は8位に終わったアーセナルは大型補強に着手。新加入のガブリエウ・マガリャンイスやウィリアンは開幕から期待に沿う活躍を見せいている。ミケル・アルテタ監督が指向するサッカーも浸透しつつあるが、ライバルたちも着実に戦力を整えており、今季のプレミアリーグは激戦が必至。16/17シーズン以来となるCL出場権を獲得できる4位以内が現実的な目標となるだろう。

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エバートン
ハメス・ロドリゲスの加入による好影響は計り知れない。プレミアリーグ初挑戦ながら、すぐさま右サイドで定位置を確保すると、攻撃の絶対的な中心に君臨してチームを引っ張っている。10月の代表ウィーク前の段階でリーグ首位に立った。前線は開幕4試合連続ゴール中のドミニク・キャルバート=ルーウィンがけん引し、中盤は新加入のアランとアブドゥライェ・ドゥクレが引き締める。カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームが来季のCL出場権争いに絡めれば、プレミアリーグはもっと面白くなる。

トッテナム
補強の目玉は7年ぶりの復帰となったガレス・ベイルだ。レアル・マドリードでここ数年ほとんどインパクトを残せていなかったが、慣れ親しんだ古巣で完全復活を遂げられればトッテナムの大きな武器になる。ただ、気になるのはヤン・フェルトンゲンとフアン・フォイが抜けた最終ラインの層の薄さ。ELも並行して戦う過密日程を乗り切るには少々心もとない。中盤や前線にはピエール=エミル・ホイビェアやカルロス・ヴィニシウスといった楽しみな新戦力も加わっているだけに、ジョゼ・モウリーニョ監督の手腕の見せどころだ。

ミラン
サンドロ・トナーリやブラヒム・ディアスらの獲得は大きく、アンテ・レビッチやズラタン・イブラヒモビッチの残留もかなりプラス。何より勢いが十分で、ここ数年で最も期待できるチームとなっている。ただ、不安はDF陣だ。とくにセンターバックの人材が物足りず。今夏に冨安健洋やオザン・カバク、ニコラ・ミレンコビッチらを獲得できなかったのは、かなりの痛手と言える。

ラツィオ
チーロ・インモービレやセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチなど、12シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した主力選手たちは健在。基本スタメンだけをみれば今季もセリエAで上位に食い込むことは可能だろう。しかし、昨季終盤の失速が証明するように選手層の薄さはかなりの懸念点。今季は激しい戦いが繰り広げられるCLにも出場する中、どこまで強度を保つことができるか。

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