B評価

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【写真:Getty Images】

バルセロナ
大きな騒動となったオフを終え、バルセロナはロナルド・クーマン監督の下で新たなスタートを切った。ルイス・スアレスやイバン・ラキティッチといったベテランがチームを去り、フランシスコ・トリンコンら若手が加入している。ラ・リーガでは上場の滑り出しを見せたが、DF陣の層の薄さを解消できなかったことが懸念材料。タイトルを獲得するには、フィリッペ・コウチーニョやアントワーヌ・グリーズマンの活躍が不可欠になるだろう。

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インテル
アシュラフ・ハキミ、アレクサンダル・コラロフ、アルトゥーロ・ビダルらを獲得した今夏の補強は大成功とみていい。選手層も十分で、ユベントスを抑えてセリエA制覇を果たす可能性も十分高いと言える。チャンピオンズリーグの戦いにも期待できるだろう。ただ、堅守速攻型スタイルはかなり植え付けられているが、被カウンター時の対応は今季の課題と言えるのかもしれない。

RBライプツィヒ
昨季はチャンピオンズリーグでベスト4入りを果たすなど躍進。今季は再びCLでの上位進出、そしてブンデスリーガ悲願の初優勝を狙うが、それをやってのけるほどの人材が揃っているのは確か。ユリアン・ナーゲルスマンという監督も含め、やはり魅力的なチームだ。しかし、エースであったティモ・ヴェルナーの退団は指揮官が話す通り「大きな打撃」。ファン・ヒチャンら新加入選手に懸かる期待は大きい。

アタランタ
今季もやってくれそうな気配は漂っている。アレハンドロ・ゴメスを中心に繰り出す破壊力はワールドクラスで、マンツーマンディフェンスのクオリティーもかなり高い。何より結果が出ていることで選手の自信も十分。セリエA制覇も決して非現実的ではないだろう。一方で欧州の舞台ではやはりダークホース的な立場に変わりはない。総合評価は「B」が妥当だろう。

セビージャ
昨季、史上最多6度目のEL制覇を成し遂げたセビージャだが、相変わらず補強は渋い。イバン・ラキティッチがバルセロナから7シーズンぶりに復帰したのが最大のニュース。他の新戦力は弱点をピンポイントに補う選手たちで、移籍市場閉幕間際にはオランダのAZアルクマールから左ウィングのウサマ・イドリッシを、ヘルタ・ベルリンからオランダ代表センターバックのカリム・レキクの獲得を発表した。ジュレン・ロペテギ監督の作り上げたチームはすでに完成度が高く、今季のラ・リーガで台風の目になるポテンシャルがある。11月に35歳となるヘスス・ナバスの円熟味を増したプレーにも注目だ。

アトレティコ・マドリード
移籍市場閉幕間際にトーマス・パーティがアーセナルへ移籍し、代わりにルーカス・トレイラが加入した。それよりも特大のインパクトをもたらしたのはルイス・スアレスの加入に他ならない。アルバロ・モラタは出場機会を求めてユベントス行きを選んだが、スアレスとジョアン・フェリックスやジエゴ・コスタと組み、どんな力を発揮するかが今季のチームの浮沈を握る。ディエゴ・シメオネ監督が就任10シーズン目を迎え、バルセロナとレアル・マドリードの2強を脅かす存在として真価を問われる1年になりそうだ。

チェルシー
夏の移籍市場での立ち回りはプレミアリーグ全クラブの中でも最高クラスだった。FIFAによる補強禁止処分が明けて、鬱憤を晴らすように即戦力を大量に獲得。PSGからフリーでチアゴ・シウバを獲得したほか、ティモ・ヴェルナーやカイ・ハフェルツ、ベン・チルウェルなど楽しみな若手を数多くスカッドに加えた。不安定だったケパ・アリサバラガの代役たりうる長身GKエドゥアール・メンディも獲得したが、結果がついてきていない。なんとか引き分けに持ち込んだものの、前半だけで3失点したウェストブロムウィッチ戦のパフォーマンスは今後への不安を抱かせるのに十分だった。それでも新戦力の適応が進めば、チーム力はAにもSにも化けうるポテンシャルを秘めている。

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