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Jリーグ 3年前

2020年Jリーグ引退選手5人(2)。初優勝へと導いた川崎フロンターレとサンフレッチェ広島の象徴

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

広島を3度の優勝に導いたエース

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【写真:Getty Images】

FW:佐藤寿人(ジェフ千葉)
生年月日:1982年3月12日(38歳)
J1通算成績:404試合/161得点
J2通算成績:156試合/59得点(J2)

 佐藤寿人は双子の兄、勇人とともにジェフユナイテッド市原(当時)のトップチームに昇格。02年はセレッソ大阪、03年からはベガルタ仙台に期限付き移籍し、完全移籍に切り替わった04年はJ2で20得点をマークしている。

 05年、世代別の日本代表で指導を受けた小野剛が指揮を執るサンフレッチェ広島に移籍した佐藤は、加入1年目にJ1で日本人最多となる18得点をマーク。06年のドイツワールドカップ前に日本代表にも選ばれた佐藤はジーコ、イビチャ・オシム、岡田武史、アルベルト・ザッケローニの4人の指揮官に仕え、主にジョーカーとして31試合に出場して4得点を挙げている。

 森保一が広島の監督に就任した2012年には得点王とJリーグMVPに輝き、クラブ史上初のリーグ優勝に貢献している。12シーズンプレーした広島では3度のリーグ優勝を経験し、17年から2シーズンは名古屋グランパスでプレー。19年には18年ぶりに千葉に復帰し、この年限りで引退した勇人との兄弟共演を果たしたが、自身も1年遅れでユニフォームを脱ぐこととなった。J1通算161得点は大久保嘉人(185得点)に次ぐJリーグ2位の記録となっている。

【了】

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