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Jリーグ 3年前

カタールワールドカップ日本代表に推薦したいJリーガー5人。東京五輪にも挑んだ韋駄天、勢いに乗る若き背番号10とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FIFAワールドカップ・カタール大会開催まで残り1年となった。日本代表は9月からアジア最終予選に臨むが、すでにW杯メンバー入りへ向けたサバイバルは始まっている。チームは現在、欧州組中心に構成されているが、そこに食い込んでいけるであろうJリーグ組も多い。今回は、日本代表がカタールW杯に出場すると想定し、本大会で見てみたいJリーガー5人を紹介する(8月時点で代表キャップ数「10」以下の選手が対象、リーグ戦成績は13日時点)。

突破力はJリーグ屈指

相馬勇紀
【写真:Getty Images】

MF:相馬勇紀(そうま・ゆうき)
生年月日:1997年2月25日(24歳)
所属クラブ:名古屋グランパス
2021リーグ戦成績:21試合出場/2得点2アシスト
日本代表成績:3試合出場/0得点0アシスト


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 早稲田大学在学中の2018年5月に2019シーズンからの名古屋グランパス加入が決定。その3ヶ月後には特別指定選手として登録され、J1デビュー戦でいきなりアシストを記録するなど輝きを放った。正式加入後はなかなか出番に恵まれず、鹿島アントラーズへのレンタルも経験したが、名古屋に復帰した2020シーズンは出場機会が大幅に増加。そして、今季はここまで主力として奮闘している。

 先日まで行われていた東京五輪(東京オリンピック)では全6試合に出場。グループリーグ第2節U-24メキシコ代表戦では積極的な仕掛けからPK奪取に成功し、同第3節U-24フランス代表戦ではオープンな展開の中でアシストを記録している。自身に得点が生まれなかったのは非常に悔やまれるところではあったが、随所で持ち味を見せていたのは紛れもない事実だった。

 現状A代表の左サイドには南野拓実や原口元気といった選手がいるが、いずれも単独での突破力は持っておらず、とくに1対1で相手に劣ってしまうことが珍しくない。しかし、名古屋所属アタッカーに関しては緩急を巧みに使ったドリブル突破という武器が備わっている。もちろん、仕上げの質など高めていく必要がある部分はまだまだ多いが、運動量豊富に守備でも貢献できるゆえ、ジョーカーとして日本代表の控えに置いておくのは全然ありだと言えるだろう。

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