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日本代表 3年前

日本代表、全選手パフォーマンス査定。W杯アジア最終予選2試合をポジション別に3段階評価、アピールに成功したのは…【W杯アジア最終予選】

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by JFA

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【写真:Getty Images】



オマーン戦:酒井宏樹(フル出場)、植田直通(フル出場)、吉田麻也(フル出場)、長友佑都(フル出場)

 オマーン代表戦には、これまで同様に酒井宏樹、吉田麻也、長友佑都が先発出場。板倉滉の離脱や冨安健洋の合流が遅れたことにより、CBもう一人は植田直通が出場した。しかし、日本代表を研究し、万全の準備をしてきたオマーンの攻撃に苦戦。粘り強く相手の攻撃を凌いでいたが、試合終盤に一瞬の隙をつかれ失点を期した。

中国戦:室屋成(フル出場)、吉田麻也(フル出場)、冨安健洋(フル出場)、長友佑都(88分OUT)、佐々木翔(88分IN)

 中国代表戦では、敗戦を期したオマーン代表戦から2名を変更。酒井宏樹に代わり室屋成、植田直通に代わり冨安健洋が先発出場した。ホームでの敗戦から守備を修正した日本代表は、中国代表の攻撃を完封。90分間通して相手に決定的なチャンスを作らせず、枠内シュートを0に抑えた。守備面は申し分なかったが、イージーミスからボールを奪われる場面は少なくなかったため、ビルドアップや攻撃の面で改善が必要になるだろう。

DF査定

 吉田麻也、冨安健洋の存在感はやはり別格。中国戦では守備だけでなく、効果的な楔のパスなども供給し、攻撃面でもリズムに変化をつけていた。昨季終了後すぐに東京五輪に出場し、休みのなかった酒井宏樹は、疲労からかオマーン代表戦では精彩を欠いた。中国戦で代わった室屋成が申し分ないパフォーマンスを見せたため、右SBの競争力はさらに激しくなりそうだ。これまで不動の左SBと言われた長友佑都は、今はもうかつてのような輝きを見せられていない。新たな左SBとして中山雄太と佐々木翔は、長友からポジションを奪う活躍が必要だろう。

A評価:吉田麻也、冨安健洋
B評価:酒井宏樹、長友佑都、室屋成
C評価:植田直通、佐々木翔
山根視来、昌子源、中山雄太(出場機会なし)

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