大宮アルディージャの現在。J1上位から5年で一時はJ3降格圏に転落、長期的な展望は未だ見えず【英国人の視点】

2021年09月28日(Tue)10時00分配信

シリーズ:英国人の視点
text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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大宮アルディージャが低迷している。岩瀬健監督とともにスタートした今季はJ3降格圏に沈み、5月に監督は解任された。霜田正浩監督の下でここにきて降格圏を脱したものの、J1昇格への道のりはまだ長く、険しいものとなりそうだ。(取材・文:ショーン・キャロル)


J1・5位からわずか5年

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【写真:Getty Images】

 2016年の時点では、大宮アルディージャはかつてなく素晴らしい時期を過ごしていた。

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 渋谷洋樹監督のチームはその2年前に降格を味わったが、2015年のJ2王者としてすぐにJ1に返り咲くと、そのまま勢いを止めず。トップリーグ復帰1年目を年間5位で終える急浮上を遂げた。

 家長昭博と江坂任がそれぞれ11得点と8得点を挙げてチームを牽引し、ラスト11試合をわずか1敗で戦い抜いたアルディージャは、1部リーグでのクラブ史上最高成績を収めたのだった。

 だがそれから5年を経た今、クラブの置かれた状況は当時とは程遠い。2016年の好成績から急降下して翌年には降格を余儀なくされ、その後は2年続けてあと一歩で昇格レースに競り負けてしまう。昨年はJ2・15位というJリーグでのクラブ史上ワースト成績に終わり、今季もまたJ2下位で残留に向けて苦闘を続けている。

 2016年9月に行われたリーグ戦では、大宮はサンフレッチェ広島(1-0)と川崎フロンターレ(3-2)に勝利を収め、サガン鳥栖(1-1)と引き分けて3試合無敗だった。

 今年の9月は3試合ではなく4試合を戦ってはいるが、勝ち点7を積み上げることができた。だが1部リーグの上位で戦っていた当時とは異なる。愛媛FCとドロー(3-3)、東京ヴェルディに2-1、そして直近の試合では同じく下位で苦しむSC相模原には終了13分前に馬渡和彰が鮮やかなFKを決めて、1-0で勝利を飾った。

 ただし、これでひとまず降格圏から抜け出すことができただけでしかない。

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