「僕は幸せだなと思う」。柿谷曜一朗の華麗なゴールは「ドラマ的に言うと…」。あこがれ続けた大久保嘉人への想いとは?【コラム】

2021年11月28日(Sun)10時10分配信

シリーズ:コラム
text by 元川悦子 photo Getty Images
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明治安田生命J1リーグ第37節、セレッソ大阪対名古屋グランパスが27日に行われ、2-1でセレッソが勝利した。今季で現役を引退する大久保嘉人にとっては、これがホームでの最後のゲーム。偉大なストライカーに憧れた柿谷曜一朗は、古巣相手に見事なゴールを決めた。目の前で素晴らしいゴールを見せられた大久保は、柿谷に賛辞を送っている。(取材・文:元川悦子)

「アニメの主人公」の引退

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【写真:Getty Images】

「大久保嘉人さんは僕の中のアニメの主人公。この人を超える人はいないなと。だからこの人を追いかけよう、目指そうと思ったんです。『嘉人さんのためにゴールしたい』っていうのは、セレッソのみんなと一緒。それが結果的に名古屋グランパスを勝たせることになる。ホーム最終戦でそばにおれる、その空気感を味わえるだけでも僕は幸せだなと思います」

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 11月27日の2021年J1第37節を控えた2日前のオンライン取材。柿谷曜一朗は今季4度目の古巣・セレッソ大阪との対戦を前に胸に秘めた熱い思いを切々と語った。

 自身がジュニアからジュニアユースに上がる頃、突如として現れた個性豊かな若きスターFWの一挙手一投足に魅せられてから20年間。背中を追い続けた大久保が今季限りで現役を退くことになり、彼の胸中はやはり複雑だった。「残り2試合でとてつもない活躍をして、全員が『引退するのは早い』と言って、『引退会見嘘でした』っていう会見をもう1回してもらうくらい頑張ってほしい」と言うほど、プレー続行を望んでいた。

 それが叶わない以上、最後の対戦ではお互いに全力を尽くすしかない。その舞台がセレッソの新本拠地・ヨドコウ桜スタジアムとなれば、燃えないはずがない。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得という大目標も達成すべく、名古屋の背番号8は4-2-3-1のトップ下で決戦に挑んだ。

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