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Jリーグ 2年前

J1ポジション別ベストプレーヤー5選(MF編)。圧巻の存在感を放った鉄人、世界レベルのプレーを連発したのは…

シリーズ:J1ポジション別ベストプレーヤー text by 編集部 photo by Getty Images

まさに鉄人

稲垣祥
【写真:Getty Images】



稲垣祥(名古屋グランパス)
生年月日:1991年12月25日(29歳)
2021リーグ戦成績:38試合8得点2アシスト

 昨季、名古屋グランパスで公式戦全試合出場を果たした稲垣祥は、今季もその鉄人ぶりを余すことなく発揮した。チームはJ1リーグや天皇杯など公式戦55試合を戦ったが、なんと稲垣はその全てで出番を得ている。さらに、スタメンから外れたのはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の1試合とリーグ戦の1試合、計2回のみだったというのだから驚きだ。

 永遠に走っていられるのではないかというほど運動量が抜群で、とにかくプレーエリアが幅広い。フィジカル能力も非凡でボールを奪う技術も高く、名古屋における中盤の強度はこの男によって引き上げられていると言っても過言ではなかった。さらに、今季は得点力が開花。守備的MFながらJ1で8得点を奪取し、チーム内トップスコアラーとなっている。

 また、YBCルヴァンカップでは全5試合に出場し、4得点1アシストを記録。セレッソ大阪との決勝で貴重なゴールを奪ってチームを優勝へ導き、大会MVPに選出されるなど、圧巻の存在感を放っていた。その稲垣は先日発表されたJリーグベストイレブンに初めて名を連ねているが、文句なしの結果と言えるだろう。

【了】

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