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Jリーグ 2年前

J1ポジション別ベストプレーヤー5選(MF編)。圧巻の存在感を放った鉄人、世界レベルのプレーを連発したのは…

シリーズ:J1ポジション別ベストプレーヤー text by 編集部 photo by Getty Images

明治安田生命J1リーグは2021年の全日程を終了。今シーズンも手に汗握る戦いが多く繰り広げられた。そこで今回は、2021シーズンのJ1リーグで輝きを放った選手をポジションごとに5人ずつ紹介する。(※ポジションは登録されているものではなく、所属クラブでメインとなっていたもの)

連覇に貢献した万能戦士

旗手怜央
【写真:Getty Images】

旗手怜央(川崎フロンターレ)
生年月日:1997年11月21日(24歳)
2021リーグ戦成績:30試合5得点2アシスト


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 J1リーグ30試合出場という成績は川崎フロンターレ入団1年目となった2020シーズンよりも少ないが、プレータイム2526分は昨季の倍近い数字。11月にはFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選に臨む日本代表メンバーにも招集されているなど、旗手怜央は今季、大きくレベルアップを果たした。

 開幕から数試合は左サイドバックとしてプレーしたものの、シーズン中盤からはインサイドハーフとしての起用がメインとなっている。豊富な運動量と献身性はもちろんのこと、フィジカルの良さを活かしたボールキープ力も同ポジションではより光り、攻撃の起点となることも珍しくなかった。また、結果が出ない時期には人知れず涙を流したなど、“責任感”も一層強くなっていた。

 それまで中盤の絶対的存在だった田中碧がシーズン途中にデュッセルドルフへ移籍したのは、川崎Fにとって痛手だった。それでも中盤の質がガタ落ちしなかったのは、インテリジェンスと技術力を備えた旗手がいたからに他ならない。改めて、チームのリーグ連覇には欠かせない存在だった。

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