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Jリーグ 2年前

J1ポジション別ベストプレーヤー5選(CB編)。今やJリーグ最強!? 全てのFWが恐れる守備職人とは?

シリーズ:J1ポジション別ベストプレーヤー text by 編集部 photo by Getty Images

現役ベルギー代表戦士

トーマス・フェルマーレン
【写真:Getty Images】



トーマス・フェルマーレン(ヴィッセル神戸)
生年月日:1985年11月14日(36歳)
2021リーグ戦成績:23試合1得点アシスト

 ヴィッセル神戸は2021シーズンのJ1リーグを3位で終え、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。その同チームでインパクトを残していたのが菊池流帆だ。対人戦で抜群の強さを発揮し、空中戦を制した後には全力で雄叫びをあげるなど、とにかく熱すぎるプレーでスタジアムに足を運んだサポーターを魅了した。

 しかし、足元の技術に改善の余地を残す菊池よりも抜群の安定感を示したのは、現役ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンと言えるだろう。昨季は怪我の影響でJ1リーグ出場が14試合に留まっていたが、2021シーズンはユーロ(欧州選手権)参戦のための離脱などもありながら23試合に出場。うち22試合でフル出場を果たすなど、神戸のACL出場権獲得に大きく貢献していた。

 上記した菊池のような派手さはないものの、欧州トップの舞台で培ってきた賢く堅実なディフェンスで何度も最終ラインを引き締めた。足元の技術もさすがレベルが高く、前線へのロングフィードにファーストコントロール、そして一つひとつのショートパスが実に繊細。この男がいるだけで、最終ラインのクオリティーがグッと高まっていた。来季も日本でプレーするかは不透明だが、神戸がより高みを目指す上でまだまだ欠かせないピースであることは明らかだ。

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