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Jリーグ 2年前

J1ポジション別ベストプレーヤー5選(CB編)。今やJリーグ最強!? 全てのFWが恐れる守備職人とは?

シリーズ:J1ポジション別ベストプレーヤー text by 編集部 photo by Getty Images

ベテランのような安心感

チアゴ・マルチンス
【写真:Getty Images】



チアゴ・マルチンス(横浜F・マリノス)
生年月日:1995年3月17日(26歳)
2021リーグ戦成績:32試合0得点1アシスト

 横浜F・マリノスが誇る守備の要、チアゴ・マルチンスの輝きは健在だった。J1リーグで欠場したのは累積警告による1試合と怪我による5試合の計6試合。その他32試合ではすべてフル出場を果たし、ゲームキャプテンとしてもチームを牽引していた。Jリーグ公式サイトによる1試合平均プレー数(ボールタッチアクション回数を出場試合で割った数)は『86.5』。リーグ全体3位の成績だった。

 身長185cm・体重76kgという体躯から繰り出されるパワーはJリーグ屈指。その強さを活かしたタイトなディフェンスでストライカーを無力化するプレーが今季もよく目立っていた。また、大柄ながら圧倒的なスピードも備わっているため、背後にボールを通されても何事もなかったかのように追いつくことが可能。こうした能力は、攻撃的サッカーを展開するマリノスには不可欠なものだと、今季は改めて感じることができた。

 すでにベテランのような安心感をチームに与えているチアゴだが、同選手は現在26歳。まだまだレベルアップしても不思議ではないのが、何よりも恐ろしいところである。2022シーズンの契約状況はまだ明らかとなっていないが、マリノスでの冒険は続くのか。存在感が大きすぎるだけに、サポーターはそわそわしているはずだ。

【了】

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