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2021年日本人ベストイレブン。Jリーグから3人! 東京五輪や日本代表で輝いた最強メンバー

シリーズ:2021年ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



遠藤航(日本代表)
所属クラブ:シュツットガルト
生年月日:1993年2月9日(28歳)
リーグ戦成績:37試合4得点4アシスト
日本代表成績:9試合1得点
東京五輪成績:6試合0得点

 チームの心臓とは遠藤航のことを言うのであろう。「彼がここ数ヶ月で達成したことは、信じられない。彼のメンタリティーと姿勢には感心している」とペルグリノ・マタラッツォ監督が評するように、2021年は信じられないペースで試合に出続けた。

 昨季は昇格1年目のシュツットガルトの中盤でデュエル勝利数リーグ1位を記録した。夏には東京五輪にU-24日本代表のオーバーエイジとして出場し、全6試合に先発している。五輪直後に開幕したブンデスリーガでは、キャプテンマークを巻いてここまでフル稼働。日本代表では9月に開幕したカタールワールドカップアジア最終予選で6試合すべてに先発している。

田中碧(日本代表)
所属クラブ:川崎フロンターレ→フォルトゥナ・デュッセルドルフ
生年月日:1998年9月10日(23歳)
リーグ戦成績:20試合1得点4アシスト(川崎)
リーグ戦成績:13試合0得点0アシスト(デュッセルドルフ)
日本代表成績:3試合1得点
東京五輪成績:6試合0得点

 2020年のJリーグベストイレブンに輝いた田中碧は、21年も変わらぬパフォーマンスを川崎フロンターレで披露。夏には東京五輪でフル稼働し、ブンデスリーガ2部・デュッセルドルフへの期限付き移籍を決断している。

 ドイツでもコンスタントに先発起用されており、10月には約2年ぶりとなる日本代表復帰を果たした。オーストラリア代表戦では貴重なゴールを決め、日本代表を窮地から救う活躍を見せている。川崎の有望株だった田中は、アジアや欧州の舞台でも存在感を放っている。

伊東純也(日本代表)
所属クラブ:ヘンク(ベルギー)
生年月日:1993年3月9日(28歳)
リーグ戦成績:36試合10得点14アシスト
日本代表成績:9試合5得点

 伊東純也がベルギーに活躍の場を移してちょうど3年が経った。10得点12アシストを記録した20/21シーズンは、後半戦(2021年)だけで6得点をマーク。今季も4試合連続アシストを含めて3得点7アシストと結果を残している。

 ベルギーリーグ屈指のアタッカーとして名をはせる伊東は、日本代表でも欠かせない得点源となった。久保建英や堂安律が東京五輪や負傷で不在だった穴を感じさせない活躍を見せ、21年は5得点を挙げている。

三笘薫(日本代表)
所属クラブ:川崎フロンターレ→ユニオン・サンジロワーズ
生年月日:1997年5月20日(24歳)
リーグ戦成績:20試合8得点3アシスト(川崎)
リーグ戦成績:15試合5得点3アシスト(ユニオンSG)
日本代表成績:1試合0得点
東京五輪成績:3試合1得点

 三笘薫は世界へ大きく羽ばたいた。夏までに川崎フロンターレで20試合8得点をマーク。東京五輪直前に負傷した三笘にとって、東京五輪本大会は途中出場で3試合に出ただけで終わってしまったが、3位決定戦ではゴールを決めている。11月にはA代表デビュー戦で決勝点をアシストした。

 東京五輪直後にはプレミアリーグのブライトンへの完全移籍が決まった。1年目の21/22シーズンは提携関係のあるベルギーのロイヤル・ユニオン・サンジロワーズへ期限付き移籍。第11節では途中出場でハットトリックという離れ業を見せ、ここまでリーグ戦5得点でリーグ首位を走るチームに溶け込んでいる。

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