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史上最高額の日本人は誰だ? サッカー選手歴代市場価値ランキング51~55位。GK初のJリーグMVPに輝いた名手、次世代を担う右サイドバッグとは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

54位:元JリーグMVP

0117-仲川
【写真:Getty Images】



MF:仲川輝人(横浜F・マリノス)
最高市場価値:280万ユーロ(約3.4億円)
更新日:2019年12月28日(当時27歳)

 大学在籍時にユニバーシアード日本代表に選出されていた仲川輝人は、2014年10月に右膝前十字靭帯および内側側副靱帯断裂、右膝半月板損傷という選手生命を脅かす大怪我を負ってしまった。それでも2015年に横浜F・マリノスへ加入すると、長期間のリハビリの末に復活。2015シーズン2ndステージ、第10節のアルビレックス新潟戦でデビューを果たした。

 しかし、以前のような輝きは取り戻すことが出来ず、なかなか出場機会を得られなかった。だが、2016年から期限付き移籍に出されると、移籍先のクラブではスタメンに定着。着実に経験を積んだ仲川は、2018年にマリノスに復帰した。アンジェ・ポステコグルー監督の下でスタメンの座を掴むと、第12節のジュビロ磐田戦でJ1初ゴールをマーク。瞬く間にチームの中心選手となった仲川は、2019シーズンに覚醒する。

 開幕戦から1得点1アシストの活躍を見せると、同シーズンは15得点13アシストを記録。自身初の二桁得点二桁アシストを達成し、マリノスを15年ぶりのリーグ優勝に導いた。J1得点王とリーグMVPに輝き、その年の日本最優秀選手賞にも選出された仲川の市場価値は、シーズン終了後に最高額となる280万ユーロ(約3.4億円)を記録している。

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