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Jリーグ 2年前

「なりたい自分がある」天野純が抱いた危機感と理想像。横浜F・マリノスに「帰る場所があるとは思っていない」【独占インタビュー後編】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

外国籍選手としての重圧と向き合って



――蔚山現代では外国籍枠で登録されるだけでなく、1つしかないアジア枠を使うことにもなります。ロケレン時代に外国人として戦う難しさを体感したと思いますが、今回はさらに厳しい挑戦になるのではないでしょうか。

「アジア枠に自分を使ってくれたことによる期待やプレッシャーはもちろん感じますし、普通のプレーをしていては絶対にいけないと思うんですよね。Jリーグにおけるブラジル人選手のような活躍を期待されていると思います。欧州の5大リーグに限らず、どこであろうと異国の地で活躍するのは本当に難しいことだと痛感していて、自分自身ベルギーでは思ったような活躍ができず、心残りもありました。

Kリーグの試合を見ていても、蔚山現代はいいサッカーをすると思いましたし、2年前にACLでマリノスが負けた水原三星ブルーウィングスも非常にいいチームでした。やはり非常に競争力の高いリーグだと感じています。

KリーグにはJリーグと違った難しさが絶対にあると思いますし、蔚山現代は毎年リーグ優勝を狙っているクラブなので、頂点を目指して戦えるのは非常に楽しみです。韓国で活躍することは自分にとって大きな意義がある、価値のあることだと思っているので、自分がどれだけできるのかにも期待しています」

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