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Jリーグ 2年前

栄光か転落か。Jリーグ、古巣を率いたレジェンド監督5人。命運を任された偉大な功労者たちの行く末は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ギド・ブッフバルト(浦和レッズ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1961年1月24日
浦和監督歴:2004~2006年
2004 J1リーグ戦成績:2位
2005 J1リーグ戦成績:2位
2006 J1リーグ戦成績:1位

 西ドイツ代表(当時)として1990年のワールドカップ制覇を経験したギド・ブッフバルトは、Jリーグ史に残る外国人プレーヤーの1人だ。1994年に浦和レッズに加入すると、“Jリーグのお荷物”とまで揶揄されたクラブを上位へと引き上げるなど活躍。1995年、1996年と2年連続でJリーグベストイレブンにも選ばれた。現役引退後も浦和との関係は良好で、2002年にはテクニカル・アドバイザーに就いてクラブを支えている。

 浦和の監督に就任したのは2004年のこと。堅守から田中達也とエメルソンの圧倒的なスピードを生かすカウンターサッカーは多くのクラブにとって悩みの種となり、就任1年目で2ndステージ優勝を達成。翌2005シーズンはリーグ戦でこそ優勝を逃したものの、天皇杯では見事優勝を掴み取るなど、ブッフバルト・レッズは各コンペティションでその強さを証明していた。

 そしてブッフバルト監督就任3年目で、ポンテやワシントンを擁した浦和は悲願のJ1リーグ制覇を達成。最終節でガンバ大阪との直接対決を制してのことだった。また、浦和は2007年元旦の天皇杯も制覇。これを置き土産に、ブッフバルトは監督の座を降りている。選手としても監督としても浦和というクラブの価値を引き上げた功績は、永遠に語り継がれていくだろう。

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