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Jリーグ 2年前

栄光か転落か。Jリーグ、古巣を率いたレジェンド監督5人。命運を任された偉大な功労者たちの行く末は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

名波浩(ジュビロ磐田)


【写真:Getty Images】


生年月日:1972年11月28日
磐田監督歴:2014~2019年
2014 J2リーグ戦成績:4位
2015 J2リーグ戦成績:2位
2016 J1リーグ戦成績:13位
2017 J1リーグ戦成績:6位
2018 J1リーグ戦成績:16位

 ジュビロ磐田のレジェンド、名波浩は2014年9月に成績不振により契約を解除されたペリクレス・シャムスカ監督の後任として古巣クラブに迎えられた。同シーズンはリーグ戦4位、J1昇格プレーオフ準決勝でモンテディオ山形に敗れたため、J1復帰は叶わなかったが、翌シーズンは新加入のジェイが躍動。同選手のリーグ得点王となる活躍もあり、J2リーグ戦をJ1自動昇格圏内の2位で終え、就任2年目でJ1昇格を果たした。

 名波監督のJ1初挑戦となった2016シーズンは、1stステージを8位、2ndステージは開幕9試合未勝利だったこともあり、14位でフィニッシュ。チームは調子を落としたが、年間成績13位でJ1残留に成功した。すると、中村俊輔や川又堅碁を獲得した2017シーズンは6位でフィニッシュ。日本代表経験者の両選手を主軸としたチームを築き、第14節からリーグ6連勝を飾るなど見事な成績を収めた。

 翌シーズンも同様の活躍を期待されたが、開幕2連敗後に怪我人が続出したこともあり、リーグ戦成績はJ1参入プレーオフ圏の16位。同プレーオフで東京ヴェルディに勝利したため、何とかJ1に残留した。だが、2018シーズンもチームの不調は改善できず。開幕5試合未勝利や第17節終了時点で3勝5分9敗と成績不振に陥った責任を取り、辞任を表明した。

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