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サッカー日本代表には3つのチェックポイントがある。W杯2か月前に出すべき答えとは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は23日、キリンチャレンジカップ2022でアメリカ合衆国代表と対戦する。本番2か月前の強化試合で確認すべきことは何か。新布陣のテスト、復帰していた選手たちとの連係…。注目ポイントは多岐にわたるはずだ。(取材・文:元川悦子【ドイツ/デュッセルドルフ】)


サッカー日本代表はワールドカップでどう戦うべきか


【写真:Getty Images】

 11月23日のカタールワールドカップ(W杯)初戦・ドイツ代表戦まで丸2カ月。その節目となる今月23日、日本代表はアメリカ合衆国代表(米国)戦に挑む。本番前のテストマッチはこの一戦と27日のエクアドル代表戦、そして11月26日のカナダ代表戦(ドバイ)の3試合しかない。

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 エースナンバー10・南野拓実も「今回の2試合はW杯で僕たちがどう戦うのかという答えを出さないといけない」と強調していたが、ドイツ、コスタリカ、スペインという強豪揃いのグループを勝ち抜く道筋を見出すことが最重要テーマと言っていい。

 19日から合宿を始めたものの、森保一監督は21日時点で何も語っていないため、米国戦の具体的な方向性は未知数な部分も多い。

 ただ、20日の実戦形式の4-2-3-1の布陣を採用したのを見る限りだと、今回は最終予選序盤までベースにしていたこの形で挑む可能性が高そうだ。

 その際、主力と見られる側に入っていたのは、GKシュミット・ダニエル、DF(右から)酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、中山雄太という最終ライン。中盤は遠藤航と守田英正がボランチを組み、南野と原口元気と左右のサイドを形成。トップ下には鎌田大地が陣取った。そして最前線は前田大然が位置していた。

 この時は疲労を考慮して古橋亨梧や伊東純也らが別調整をしていたため、本番のメンバー数人は入れ替わるはず。それでも4-3-3とは異なるオプションで戦えるメドをつけたいという指揮官の狙いが透けて見える。森保ジャパンが長くやっていた布陣だけに問題はないだろうが、時間が空いた今もチーム全体がスムーズに動けるか否か。それを第一に確認する必要があるだろう。

 そのうえで、注目すべきなのは攻撃陣だ。

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