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日本代表 2年前

W杯メンバーに入るか? サッカー日本代表を格付け! 9月2連戦で序列を変えたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

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【写真:Getty Images】


冨安健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日
日本代表通算成績:30試合1得点3アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当確

 昨年11月以来の出場となったアメリカ合衆国代表戦でその力を改めて証明。ビルドアップ、カバーリング、対人守備の全てがパーフェクトと、申し分ない安定感でチームに勝利をもたらしていた。そうした高いディフェンススキルに加え、最終ライン全てをカバーできるユーティリティー性を備えているこの男を26人のメンバーから外すことはまず考えられない。

吉田麻也(シャルケ/ドイツ)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:122試合12得点1アシスト
9月シリーズ成績:2試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当確

 6月シリーズのラストゲーム、チュニジア代表戦の内容が悪すぎた影響でパフォーマンスレベルには満足しない声もあがっているが、カタールワールドカップメンバーから外れる可能性は限りなく低いだろう。森保一監督からの信頼厚く、ここまで先頭に立ってチームを引っ張ってきた男が本大会で不在ということになれば、それこそチームに影響が出るはずだ。

酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:72試合1得点12アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当確

 久しぶりの日本代表での出場となったアメリカ合衆国代表戦では、45分間の中でさすがのパフォーマンスを披露。鋭い出足とパワーを武器に対峙した選手から自由を奪っていた。コンディション面には若干の不安が残るものの、万全な状態であればカタールワールドカップメンバー入りはほぼ間違いないだろう。この男の安心感は一味違う。

長友佑都(FC東京)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:137試合4得点28アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当確

 批判を浴びながらも長く左サイドバックの1番手を担っていた鉄人は、エクアドル代表戦でその雑音をかき消した。粘り強い1対1で危険なエリアに侵入してくる相手をことごとく封じ、無失点に貢献している。中山雄太や伊藤洋輝よりも優れている1対1の強さは、ドイツ代表やスペイン代表という強敵と激突するカタールワールドカップでも必要となってくるだろう。

中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)
生年月日:1997年2月16日
日本代表通算成績:18試合0得点3アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点1アシスト
本大会メンバー入り:有力

 9月シリーズはアメリカ合衆国代表戦でフル出場するも、単純なパスミスや雑なクリアがあったりと、アピールできたポイントはそこまで多くなかった。しかし、森保一監督の起用法を見る限り、チーム内での序列は決して低そうではない。2ヶ月後に迫ったカタールワールドカップのメンバー入りは、有力といったところが妥当だろう。

伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ)
生年月日:1999年5月12日
日本代表通算成績:5試合0得点0アシスト
9月シリーズ成績:2試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:有力

 9月シリーズは2試合に出場。圧倒的な存在感ではなかったが、センターバックとサイドバックをそつなくこなし、両試合で無失点に貢献している。CBとSBをカバーでき、大柄かつ左利き、またキック精度の高さも備える点は非常に魅力的。当確とまでは言えないものの、自身初のワールドカップ出場を掴む可能性は決して低くない。

谷口彰悟(川崎フロンターレ)
生年月日:1991年7月15日
日本代表通算成績:13試合0得点1アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:有力

 これまで冨安健洋や吉田麻也不在の試合で起用され、安定したパフォーマンスで最終ラインを統率してきた。それは今シリーズでも変わらず、先発したエクアドル代表戦ではPK献上こそしたものの、それ以外の場面では常に冷静な対応で相手を封じていた。センターバックのバックアッパーとしては実に頼りになる存在なため、26人の枠に収まってくるだろう。

山根視来(川崎フロンターレ)
生年月日:1993年12月22日
日本代表通算成績:14試合2得点4アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当落線上

 森保ジャパンで着実に評価を高めてきたが、エクアドル代表戦は厳しい結果に。守備では1対1で翻弄され、攻撃ではらしくないパスのズレなどが目立った。ワールドカップに出場するような相手にはまだ通用しないという印象が否めず、右サイドバックは酒井宏樹だけでなく冨安健洋や長友佑都もできるため、仮に板倉滉が回復しメンバーに入ってくるようなことがあれば、弾き出されても不思議ではないだろう。

瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)
生年月日:2000年6月7日
日本代表通算成績:0試合0得点0アシスト
9月シリーズ成績:0試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当落線上

 サプライズ選出され欧州遠征に臨むも、残念ながらアピールのチャンスは訪れず。センターバックはすでに人材が充実していることもあり、逆転でのカタール行きは難しいと言わざるを得ない。

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