フットボールチャンネル

日本代表 2年前

W杯メンバーに入るか? サッカー日本代表を格付け! 9月2連戦で序列を変えたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

MF


【写真:Getty Images】


遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:44試合2得点2アシスト
9月シリーズ成績:2試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当確

 アメリカ合衆国代表戦では守田英正と抜群の関係を築き、勝利に大きく貢献。エクアドル代表戦では後半途中から出場し、ビルドアップにうまく関与して良い流れをもたらすなど、2試合で示した存在感はさすがのものがあった。4-3-3、4-2-3-1のどちらにおいても不可欠なピースであることに疑いの余地はなく、アクシデントがない限りはカタールに向かうことになるだろう。

守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日
日本代表通算成績:18試合2得点2アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点1アシスト
本大会メンバー入り:当確

 9月シリーズでまた一つ株を上げたと言っていいだろう。アメリカ合衆国代表戦で先発出場すると、抜群のポジショニングや判断力、技術力を発揮して攻撃をこれでもかと活性化。守備時の貢献度も非凡と、勝利の立役者となっていた。遠藤航同様、中盤に欠かせない人物であることは明らかで、カタールワールドカップメンバーから漏れることはまず想像できない。

鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:22試合7得点3アシスト
9月シリーズ成績:2試合1得点0アシスト
本大会メンバー入り:当確

 9月シリーズ2試合は得意のトップ下で躍動。アメリカ合衆国代表戦ではゴールを決めており、エクアドル代表戦では限られた出場時間の中でも決定機を創出していた。ポジショニングや動き出しのセンスは他の選手に無いものを持っており、高確率で結果を残すメンタル面も素晴らしい。カタールワールドカップに連れて行かないという選択肢はないのではないか。

田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
生年月日:1998年9月10日
日本代表通算成績:14試合2得点0アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当確

 9月シリーズで森保一監督は4-2-3-1を採用。遠藤航、守田英正が圧巻のパフォーマンスを披露する中、この若きMFはそこまで存在をアピールできず、序列を下げてしまったと言わざるを得ない。しかし、スタメンは難しいかもしれないが、カタールワールドカップメンバーから外れるほど評価が落ちたとは言い難い。ボランチのバックアッパーとして26人の枠に収まるだろう。

原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
生年月日:1991年5月9日
日本代表通算成績:75試合11得点7アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:有力

 9月シリーズの出場はアメリカ合衆国代表戦の4分間のみ。存在をアピールするにはあまりにも時間が短すぎた。それでも、アメリカ合衆国代表戦がそうだったように、クローザーとして森保一監督から期待を寄せられているのは明らか。複数ポジションをカバーできるという点を考えても、カタールワールドカップで貴重なベンチ要員になるのではないか。

南野拓実(モナコ/フランス)
生年月日:1995年1月16日
日本代表通算成績:43試合17得点8アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:有力

 エクアドル代表戦では得意なトップ下で先発出場するも不発。危険なボールロストを繰り返すなど擁護できない内容であり、さらに評価を落とすことになった。しかし、もはやレギュラーの座からは降格したものの、これまでの実績を踏まえ、森保一監督がカタールワールドカップメンバーから外すことも考えにくいのが事実。有力といった線が妥当なのではないか。

柴崎岳(レガネス/スペイン)
生年月日:1992年5月28日
日本代表通算成績:59試合3得点6アシスト
9月シリーズ成績:1試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:有力

 今回の代表活動でもポジティブな印象を残すことはできなかった。エクアドル代表戦で先発出場するも、攻守において効果的なプレーは少なく、消えている時間帯も多かった。しかし、森保一監督が過去の実績や経験値といった部分を重要視しているのは周知の事実。パフォーマンスレベルが低くとも、26人の枠に入ってくる可能性の方が高いか。

旗手怜央(セルティック/スコットランド)
生年月日:1997年11月21日
日本代表通算成績:1試合0得点0アシスト
9月シリーズ成績:0試合0得点0アシスト
本大会メンバー入り:当落線上

 セルティックで印象的なパフォーマンスを披露しているだけに見たい選手の1人であったが、9月シリーズは2試合で出場なし。ガッカリしたサポーターも多いはずだ。複数ポジションを担える万能性、高いインテンシティーと技術力を持つなど魅力溢れる存在なのだが、今シリーズでの結果を見る限りカタール行きは難しいかもしれない。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top