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Jリーグ 1年前

名古屋グランパスが育てた最高傑作5人。吉田麻也、藤井陽也…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:藤井陽也(ふじい・はるや)


【写真:Getty Images】


生年月日:2000年12月26日
在籍期間:2019年2月〜
通算成績:64試合2得点1アシスト

 現名古屋グランパスで目覚ましい活躍を見せる若手CB、それが藤井陽也だ。幼少期から名古屋の下部組織に在籍した同選手はU-16、U-17日本代表に選出。2018年3月にはトップチームに2種登録され、同月に行われたYBCルヴァンカップ・グループリーグ第2節のサンフレッチェ広島戦でトップチームデビューを果たすと、同年12月に2019シーズンからのトップチーム昇格が発表された。

 187cmの長身を誇る藤井は空中戦で強さをみせるだけでなく、高い危機察知能力を活かしたアグレッシブなディフェンスでピンチを防ぐ。また足元の技術が高く、ボール奪取後は前線への鋭いパスや自陣からのドリブルで瞬時に攻撃にスイッチを入れることが出来る。攻守両面で高い能力を持つCBだ。

 プロ1年目の2019シーズン前半戦はほとんどベンチ外。第20節のガンバ大阪戦でJ1デビュー以降は常にベンチメンバーに入るようになったが、風間八宏監督とマッシモ・フィッカデンティ監督の下ではなかなかチャンスが得られず、苦悩のシーズンが続いた。だが、長谷川健太新監督の下で迎えた2022シーズンは第3節のサガン鳥栖戦に先発出場すると、そのまま定位置を確保し、21歳にして守備の要となった。将来有望な同選手は名古屋の顔となってもおかしくないだろう。

【了】

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