6位：伊東純也

生年月日：1993年3月9日
所属クラブ：スタッド・ランス（フランス）
22/23リーグ戦成績：35試合6得点5アシスト

　シーズン途中に就任した若き指揮官、ウィリアム・スティル監督の下、伊東純也は当初2トップの一角で起用され、ハイペースに得点を重ねた。その後、最も得意とする右ウィングが主戦場となってからは得点のペースこそ落ちたものの、自慢のスピードを活かした突破やチャンスメイクという部分で強みを発揮。後半戦だけで4アシストを記録し、フランス1年目ながらリーグ戦で10ゴール以上に直接関与した。

　スタッツにも伊東の凄さは表れている。ビッグチャンスクリエイト数11回、ドリブル成功数55回、キーパス68本はいずれもチームトップの数字であり、キーパス数に関してはリーグのトップ10に名を連ねている（データサイト『Sofa Score』を参照）。クラブ史上最高額とされる移籍金1000万ユーロ（約14億円）に見合うだけのパフォーマンスを示したと言えそうだ。

　今季よりモナコに所属した南野拓実が大苦戦を強いられるなど、より個々の能力が求められるフランスリーグで小柄な日本人選手がいきなり活躍するのは容易なことではない。しかし、伊東はそれをやってのけた。30歳とベテランの域に達しながらも、進化を続けていると言えそうだ。