1位:三笘薫(ブライトン/イングランド)
生年月日:1997年5月20日
最高市場価値:3200万ユーロ(約44.8億円)
更新日:2023年6月20日(当時26歳)
いま最も世界を驚かせている日本人選手は三笘薫かもしれない。筑波大学卒業後に加入した川崎フロンターレ時代から類稀な才能を持った選手であることは証明済みだったが、ユニオン=サン・ジロワーズ、そしてブライトンでのプレーを経てさらに大きく進化した。もはや世界でもトップクラスのアタッカーと言っていいだろう。
22/23シーズンにサン・ジロワーズからブライトンに復帰した三笘は、グレアム・ポッター監督の元で途中出場がほとんどだったが、シーズン途中にやってきたロベルト・デ・ゼルビ監督の元で不動の左サイドハーフとなった。十八番のドリブルを武器に数々の実力者サイドバックを無力化し、カタールワールドカップ明け後にゴールとアシストを量産。アレクシス・マック・アリスターやモイセス・カイセドと同じく、ビッグクラブ注目の的となっている。
シーズン終盤戦こそ決定力という部分で課題を残したが、世界最高峰のプレミアリーグ初挑戦ながら13ゴールに直接関与する活躍で、ブライトンを創設史上初のヨーロッパリーグ(EL)出場に導いた三笘。そのパフォーマンスによって今年6月に市場価値が3200万ユーロ(約44.8億円)に達し、久保建英と鎌田大地を抜いて日本人の歴代最高市場価値でトップに立つことになった。
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