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冨安健洋はどう生きるか。「人生で一番タフな1年」を乗り越えサッカー日本代表に復帰【現地コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は現地時間9日、国際親善試合でドイツ代表と対戦する。冨安健洋は怪我の影響で、日本代表から遠ざかっており、今回が昨年のFIFAワールドカップ後初の代表招集となった。「人生で一番タフな1年」を乗り越えた冨安は、日本代表に何をもたらすのだろうか。(取材・文:元川悦子【ドイツ】)


 

「蓄積を得た」ドイツ代表

FIFAワールドカップ以来となるサッカー日本代表復帰を果たした冨安健洋
【写真:Getty Images】

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)で悲願のベスト8進出を達成すべく、今年3月に新たなスタートを切った第2次・森保ジャパン。彼らにとって現地時間9日(日本時間10日)に対峙するドイツ代表はこれまで以上の難敵に他ならない。10ヶ月前のFIFAワールドカップ初戦では下剋上を果たしたが、ドイツ代表は同じ失敗を繰り返すつもりはない。

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「我々はいろいろテストをしようと考えて、6月までやってきて、いろんな蓄積を得た。今はいい感触を得ている。明日の重要性は理解しているし、結果が出ると信じている」とドイツ代表のハンジ・フリック監督も今年に入って1勝1分3敗という不振から脱出する自信をのぞかせた。

 彼らは流れを変えるべく、キャプテンを長期離脱中のマヌエル・ノイアーからイルカイ・ギュンドアンに変更することも発表。完全にムードを切り替えて、日本代表戦勝利に突き進む構えだ。

 ある意味、カタールW杯以上の本気モードのドイツ代表に日本代表はどう戦うのか。劣勢を強いられた前回の前半のような内容から一歩前進し、ボール支配率を多少なりとも引き上げ、アクションを起こしていけるのか。そのあたりは非常に大きな注目点と言える。

 森保一監督はドイツ代表について分析しつつ、自らの戦い方のイメージを明かす。

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