DF：犬飼智也

生年月日：1993年5月12日（30歳）
所属クラブ：浦和レッズ→柏レイソル（期限付き移籍）
リーグ戦成績：7試合0得点0アシスト

　30歳になり、酸いも甘いも噛み分ける犬飼智也が、低迷を続ける柏レイソルの救世主になっている。浦和レッズに加入した昨季は同年4月に左膝蓋骨骨折などの大怪我によりシーズンの大半を棒に振り、今季はマリウス・ホイブラーテンとアレクサンダー・ショルツの鉄壁のセンターバックの影に隠れる形となり、リーグ戦の出場機会がなかった。

　清水では角田誠、鹿島では昌子源らリーダーシップの取れるディフェンダーとともにプレーした犬飼は5月に30歳となり、柏へ期限付き移籍することとなる。犬飼が初出場した8月6日の京都サンガF.C.戦で柏は11試合ぶりの勝利を飾り、チームはそこから6戦無敗と上昇している。

　言わずもがな犬飼が入ったことによる影響は大きく、犬飼が加入するまでに1試合平均で2.35失点を喫していたが、加入後は1.17失点と堅守を見せる。劣勢でも最後のところでやらせない犬飼の泥臭い守備が、柏にいい影響を与えている。