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アジア 3か月前

「韓国はパスから入らない」江坂任が明かす異国での苦労。「本当に難しい時期だった」「浦和レッズ時代も…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

「もっと磨いていきたい」江坂任が目指す先に…


「韓国2年目の今季は、リーグ3連覇はもちろんのこと、ACLもベスト8まで来たので、タイトルというところに貢献したいと思っています。次はライバルの全北現代なので、難しい試合になるかなと思いますけど、ホントに1試合1試合が大事。決勝は西地区とやることになりますけど、向こうの選手もフィジカルやスピードがあると思う。優勝するためには個の部分で負けていたらダメ。そこは自分ももっともっと磨いていきたいと思います」

 齋藤学、小林祐希、天野純など、韓国へ赴いた日本代表経験者は過去にも何人かいたが、彼らの代表復帰は叶わなかった。けれども、ACL制覇のチャンスが目の前にある江坂の場合は少し事情が違う。蔚山という韓国代表が数多くいるチームで活躍し、アジア王者になれれば、森保一監督の見方が変わってくるかもしれない。

「代表のことは分かんないですけど、森保さんも『個の力が重要』だと言っている。そこは自分も磨いていきたいと強く思います。

 浦和時代もACL制覇を目指していましたけど、今は韓国のサッカーの強さを示して、アジアの頂点を取りたい。力を証明したいと思っています」

 こう語気を強めた江坂は貪欲に泥臭く高みを追い求めるつもりだ。隣国で強さと激しさを身に着けた彼がピッチで躍動し続けることを大いに期待したいものである。

(取材・文:元川悦子)

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【了】

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