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Jリーグ 3か月前

未来のサッカー日本代表も!? Jリーグ注目の高卒ルーキー5人。大いなる可能性を秘めた逸材たち

シリーズ:注目の高卒ルーキー text by 編集部 photo by Getty Images

MF:碇明日麻(いかり・あすま)

碇明日麻

【写真:Getty Images】


生年月日:2005年7日27日
所属クラブ:水戸ホーリーホック
出身高校:大津高校

 碇明日麻は、ピッチ上のどこにいても存在感を発揮できる選手だ。2021年から3年連続で出場した全国高校サッカー選手権大会では、1年次に34分の出場にも関わらず2得点を記録し、チームの大会準優勝に貢献。2年次ではCBとして大津高校の最終ラインを支えた。そして3年次にはキャプテンとして中盤や前線でプレーし、全国大会に出場したチームの原動力となっている。

 碇は長い手足を活かしたディフェンスや、チャンスに直結するようなパスを供給できる視野の広さなど、数々の魅力を持つが、最大の武器は187cmの長身から繰り出されるヘディングだ。この能力に関しては早くもプロの世界で脅威となる可能性がある。

 ただパワーがあるだけでなく、滞空時間の長さや精度も持ち合わせている。高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグWESTでは持ち前のヘディングを武器に20得点をマークし得点ランキングトップを独走。第6節横浜FCU-18戦では頭だけでハットトリックを記録し、空中戦の強さを見せつけた。

 2023年7月に水戸ホーリーホックへの加入が内定した碇。攻撃的にも守備的にも働ける選手なだけに、起用法含め幅広い可能性を見せてくれるだろう。J1昇格を目指す水戸に新たな風を吹き込むか。

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