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優勝候補はどこだ? J1リーグ戦力総合評価ランキング【浦和レッズ】不安があるとすれば…。大型補強で臨むヘグモ新体制

シリーズ:Jリーグ総合評価ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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2月23日、明治安田Jリーグの2024シーズンが幕を開ける。オフの期間には選手の出入りがあり、各クラブはそれぞれ新たな選手を迎え入れている。今回は、開幕を間近に控えたJ1リーグ全20クラブの陣容を分析し、戦力をランキング化した。※情報は18日時点。本ランキングは戦力評価であり、順位予想とは主旨が異なる。

2位:浦和レッズ


2023順位:4位
監督:ペア・マティアス・ヘグモ(1年目)

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 2021シーズンにリカルド・ロドリゲス元監督、2023シーズンにマチェイ・スコルジャ前監督を招聘した過去を持つ浦和レッズは、実に8年間で7人目となる監督としてペア・マティアス・ヘグモ監督を迎え入れた。前任者はAFCチャンピオンズリーグ、その前任者は天皇杯とタイトルを獲得しているものの、やはりクラブ内外の期待はJリーグタイトルの獲得となるはずだ。リーグ戦とYBCルヴァンカップの2つに絞られる今季は、より一層その期待が高くなる。

 荻原拓也と明本考浩が同時に抜けた左サイドバックは一気に選手層が薄くなったが、新加入の渡邊凌磨のコンバートも含め、様々なプランから最適解を模索することになりそうだ。最終ラインには宇賀神友弥に加え、石原広教、井上黎生人、佐藤瑶大とJ1経験者でありながら、さらに成長の余地のあるメンバーが加わり、競争は活性化されるだろう。

 昨季の中盤は岩尾憲と伊藤敦樹がほぼ固定される形だったが、サミュエル・グスタフソンの加入と武田英寿の復帰、そして陣形が4-2-3-1から4-3-3に変わることで新たな化学反応が生まれるかもしれない。ホセ・カンテが抜けた最前線には2022シーズンの得点王チアゴ・サンタナが加わり、得点力不足だったウイングには前田直輝と松尾祐介、さらにオル・ソルバッケンという実績十分の助っ人がASローマから加わっている。

 各ポジションに求められるタスクの変化という意味で、連係面の成熟には少し時間を要する可能性がある。ただ、不安といえばそれくらいで、積極的な補強による期待感がその不安をかき消す。ヴィッセル神戸の連覇を阻止する刺客としては十分な戦力を揃えたのではないだろうか。

【了】

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