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Jリーグ 2か月前

FC町田ゼルビア「我々の守備が崩されることはない」。「自信」と「反省」を胸に名古屋グランパス戦へ【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

FC町田ゼルビアが知った「J1のクオリティ」



「ああいうところで決めてくるのがJ1のクオリティ。それは簡単ではありませんが、今日それを知ることができました」

 平河悠もまた、J1ではレベルの高い対戦相手に警戒する必要があると指摘したが、自分とチームメイトは自分たちのプレースタイルを信じており、誰と対戦しても怯えるつもりはないと主張した。

「昨年のJ2ではああいうフリーキックから直接失点する場面はほとんどなかったが、J1では宇佐美選手のようなキッカーがたくさんいる」。そう話す元山梨学院大学の平河は前半、緻密なコントロールと時にダイレクトなドリブルでマッチアップする半田陸を苦しめていた。

「キャンプから失点してなかったですし、我々の守備をもってすれば、あまり崩されることもなかったので、今日は自信を持って試合に臨むことができました。今日の試合はこれからも自信になると思いますし、自分たちのサッカーをするだけだと思います」

 開幕日にホームで鹿島アントラーズに屈辱的な結果を残した名古屋グランパスは、土曜日に豊田スタジアムで対戦する町田のサッカーを楽しみにしていないことは間違いない。

 しかし同時に、グランパスにはキャスパー・ユンカーのような選手が名を連ねており、町田は一時も気を緩めるわけにはいかないことを理解しているだろう。

(取材・文:ショーン・キャロル)

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【了】

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