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Jリーグ 1か月前

逆転勝利につながる浦和レッズの「狙い」とは? 道半ばの挑戦「もっと上にいくために」指揮官が問題視したのは…【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第5節、浦和レッズ対アビスパ福岡が30日に行われ、浦和が2-1で勝利した。新加入のDF渡邊凌磨とFWチアゴ・サンタナに初得点が生まれたこの試合で、浦和の攻撃はブラッシュアップされたと同時に、さらに上を目指すために必要なことも垣間見えた。(取材・文:石田達也)


浦和レッズはブラッシュアップされたのか

アビスパ福岡に勝利した浦和レッズ
【写真:Getty Images】

「攻撃では、たくさんの良いプレーが見られたと思うし、この素晴らしいファン・サポーターの前で勝利を収めることができて嬉しく思う」とペア・マティアス・ヘグモ監督は振り返った。

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 圧倒的な戦力を補強し優勝への期待が大きい浦和だが、リーグ戦4試合を終えて1勝2分1敗の12位。アビスパ福岡戦は浦和にとって今シーズンホーム初勝利をかけた一戦でもあり、俗に言う“ヘグモ式4-3-3”の新機軸を作り上げているなか、約2週間の中断期間を経て攻守両面でのブラッシュアップが図られているかがキーポイントとなる試合でもあった。

 両ウイングが仕掛けていくシチュエーションをどれだけ作れるか、それによりトップが生きる。立ち上がりからアグレッシブな姿勢でゲームに入ったホームチームに決定機が訪れた。5分、右ウイングのFW前田直輝が逆サイドに振り、FW大久保智明がオーバーラップするDF渡邊凌磨にパス。絶妙なクロスをFWチアゴ・サンタナがヘディングで狙うが惜しくもクロスバーを越えた。続く7分にはチアゴ・サンタナがミドルシュートを放つも相手キーパーに好セーブされる。

 その中、先にスコアを動かしたのは福岡だった。28分、浦和が敵陣内でボールを動かして崩すタイミングを窺っていたが渡邊がトラップミスで後逸。これがFWシャハブ・ザヘディに渡ると強烈なミドルシュートを叩きこまれた。

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