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Jリーグ 2か月前

藤尾翔太の第一印象は「使えるのかな…」。FC町田ゼルビアで、なぜここまでの進化を遂げたのか【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第7節、川崎フロンターレ対FC町田ゼルビアが7日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた。試合は0-1でアウェイチームが勝利している。決勝ゴールを奪ったのはサッカーU-23日本代表のFW藤尾翔太。黒田剛監督に「使えるのかな」と思われていた男は、確かな成長を遂げている。(取材・文:藤江直人)


黒田剛監督が明かす藤尾翔太の第一印象

FC町田ゼルビアのFW藤尾翔太
【写真:Getty Images】

 第一印象はいま現在と真逆だった。2023シーズンが開幕し、すでにJ2リーグの3試合を終えていた昨年3月上旬。セレッソ大阪から育成型期限付き移籍で加入した、FW藤尾翔太と初めて会った瞬間に抱いた思いを、FC町田ゼルビアを率いる黒田剛監督は苦笑いしながら打ち明ける。

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「まだひょろっとした感じで、使えるのかな、といった不安もありましたが……」

 川崎フロンターレのホーム、Uvanceとどろきスタジアムに乗り込み、退場者を出しながら1-0の勝利をもぎ取り、首位をキープした直後の公式会見。指揮官が「まだ――」と言及した点に、千金の決勝ゴールを決めた藤尾が1年あまりの間に遂げた成長の跡を物語っている。

 公表されている藤尾のサイズは身長184cm体重79kg。ひょろっとしているどころか、藤尾本人によれば町田加入後で体重が約4kgも増えたという。目を細めながら黒田監督が続ける。

「体作りに対して彼が真摯に取り組み、センターバックをはじめとする相手の大柄な選手たちに負けない体を作り上げ、さらに持ち前の相手の背後に抜ける動き、ダイアゴナルランを彼の武器として磨き上げてきたなかで彼のよさが出てきた。明るい性格に加えて努力する精神をしっかりと持って、町田のストライカーとしての責任を持って日々のトレーニングに取り組むようになって、彼への信頼がチーム内で確立された。この1年間で本当に大きく成長してくれたと感じている」

 32分に叩き込んだ今シーズン3ゴール目には、チーム戦略と藤尾の武器が融合されていた。

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