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Jリーグ 3週間前

大当たり補強!? J2リーグ、スタートダッシュ成功の新戦力6人。いきなり大活躍の新人は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:梶川諒太


【写真:Getty Images】


生年月日:1989年4月17日(35歳)
所属クラブ:藤枝MYFC
今季リーグ戦成績:10試合0ゴール0アシスト

 MF梶川諒太は、早くも新天地で輝きを放っている。

 昨季まで東京ヴェルディに在籍していた梶川は、今季から藤枝MYFCへ移籍。同選手は先日誕生日を迎えて35歳になり、ベテラン選手という位置付けであることに間違いはないだろう。しかし、そのプレーは年齢を全く感じさせない。今季はここまでリーグ戦10試合に出場して、1試合平均チャンスクリエイト数が「2.3回」と、リーグ4番目の数字を記録。精度の高いパスでテンポの良い攻撃を実現させている。

 また、「パスの出し手」としての貢献は言わずもがな、「パスの受け手」として味方選手が空けたスペースに走り込む動きや味方選手をサポートする動き、パスを引き出す動きも秀逸だ。リーグ開幕当初はボランチとして起用されていたが、最近はより攻撃的な位置でも効果的なプレーを見せている。現在のスカッドでは梶川の年齢は最年長となるが、誰よりも考えて、誰よりも走って、加入数ヶ月で攻撃の潤滑油となる存在にまでなっている。

 チームの順位は現在リーグ19位と、J3降格圏に沈んでいる。他の下位チームと比較して顕著なのは、得点がわずか4ゴールと、ゴールネットをほとんど揺らせていないこと。攻撃的なサッカーを展開していながら、この結果ではまずいだろう。ここからのリーグ戦は、水戸ホーリーホック(17位)、ザスパクサツ群馬(20位)、栃木SC(16位)と下位チームとの対戦が続くため、この3戦でなんとか上昇気流に乗りたいところだ。35歳の実力派MFは、苦しむ藤枝を救うことができるだろうか。

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